先日、TOMOKOさんのブログ、主観的アルゼンチン/ブエノスアイレス事情で、「ARITOSピアス」という記事があり、
「アルゼンチンで生まれた女子はほぼ例外なく生まれた産院にて耳に穴を開けてもらい、ピアス(ARITOSアリートス)をつけます。」
とあった。へえ〜。この、アルゼンチンが、その、赤ちゃんがピアスをあける、という国のひとつか。と私は大変興味深く読んだ。そして、また、私の癖、しかし、何故、何で?知りたい病がうずいたが、もうひとつの私の特徴、すぐになんでも忘れる、でその瞬間は、知りたい欲を忘れてしまった。
さて、今日の夕食のメンバーは、保安、保安パパ、ガブリエラ、それに9歳の女子2人、保安の妹ホセフィーナと、その友達のソフィー。そこで、隣に座ったソフィーの耳に、ピアスが光っているのを私は見逃さなかった。
「そういえば、この間、アルゼンチンの赤ちゃんは、生まれたとき、みなピアスを開ける、と読んだのだけど、どうしてそうなの?」
と早速、ガブリエラに質問。わからないところは、保安に訳してもらいつつ…
(わからないところ、っていうかほとんど。。。)
ガブリエラによると、生まれたばかりの赤ちゃんにピアスホールをあける、その元来の理由とは、
「赤ちゃんは、みんな似たような見かけをしている。そこで、男の子と女の子を見分けるために、女の子の赤ちゃんには、ピアスホールを開けるということになっている。男の子には開けない。」
なんじゃそら(笑。
見分けるためだけに?
私なんか、17歳の時、親に猛反対されて、それでも言うことを聞かずに、ピアスホールを開けたというのに!
「健康に、傷ひとつなく、腹を痛めてせっかく産んであげた体に、自ら穴を開けようというの!いったいアンタは何考えてるの!」
とオカンに怒鳴られたような、怒鳴られなかったような記憶がある。私の通っていた高校は、そこまで厳しい校則のあるところではなかったので、3つも4つもピアスをつけていても、見てみぬふりでスルーできたようなものの、普通は、少なくとも、私の世代の大昔の高校では、ピアスは禁止だった。茶髪も禁止だった。刺青なんてもってのほか。そんなのは不良のすることだった。今ではだいぶ、世間は変わったのかもしれないが、赤ちゃんにピアスを開ける!?そんなバカな!というのが、普通、日本の親の考えるところなのじゃなかろうか。
それを、オスメスの区別のためと。宗教的な理由か何かに基づくのかと思っていたら…。アルゼンチンよ。そんなアンタのアティチュードが、心から好きだ!
そして、更に。
「あ、あとね。赤ちゃんの頭は、みんな剃るのよ。」
はい?
「生まれたばかりの赤ちゃんの髪の毛は、質が悪いから、そのままほっておいても、どうせ使い物にならず、きれいに生えてこないの。ああ、でも、しないときもあるけどね。たとえば、フェリペ(彼女の息子)の時はしなかった。」
生まれてきた赤ちゃんは、すぐに、ピアスをされ、頭を剃られ、なるほど、赤子が最初に経験するスタイルは、パンクス、いや、事によるとスキンヘッド。。。
いきなり、アナーキーな世界を知らず知らずのうちに通り過ぎる、アルゼンチン人。彼らの、性格の土台を垣間見たような気がした。それとともに、いつか、私がこの手に赤ちゃんを手にするときがきたら…
そしてそれがもし女の子だったら…
丸ハゲで、ピアスを挿した女の子を、「あなたのベイビーよ」と手渡されるのだろうか。それでも、自分と、彼の血が入っているだけに、かわいいと、心から思えるのだろうか。
そんな、小さなネタで今日もひとしきり、楽しんでみた。
アルゼンチンって面白い。
P.S.おそらく、同じようなことをするのは、アルゼンチンだけではないと思い、少し検索してみたところ、チリのチチャさん(日々のこと 南米チリにて)の「ちょっとびっくりしたこと 〜新生児のお世話編〜」と、ブラジルの方の(サンパウロ日誌: DIARIO DE SAO PAULO)ブログでの「赤ちゃんのピアス」にて、ピアスの件、剃髪の件を書いていらっしゃる記事が見つかりました。南米あたりでは、盛んに行われる文化なのでしょうか。もしかすると、きっと、男女の区別だけでない、もっと大事な何かが、背景にあるはず。
(いやないかも…)
いつか突き止めて見せます。
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