CHOCO★BLOGG アルゼンチンの有名日本食シェフ

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アルゼンチンの有名日本食シェフ

今日は、ほかの家族が出ていたので、保安パパと、保安と私の3人でディナー。2人とも、料理という料理が作れないので、私が腕を振るうことに。あるもので適当に作ったのが、チキンとパプリカのクリームソテー。なんとなく思いつきで作った簡単料理を

「おいしい!すばらしい!なにやら色々材料が入っている!」

と喜んでもらえるのは、彼らがアルゼンチン人だからだと思う。私ってラッキー!これが、日本の男だったら、

「おかずが少ない!」

と怒鳴られるのがオチだ。

そんな食事のあと、3人でぼんやりワインを飲みながらお話していたときのこと。ついていたテレビのチャンネルを、リモコンで保安がパチパチ変えていたら、日本人らしきシェフが、日本食らしきものを作っている料理番組に目がとまった。

「あぁ、この人、日本人のシェフで、有名なんだよ~」

と保安。

(どうせ日本人とかいって、中国人ってのがオチなんだよねぇ~。なんか見た感じ、チャイニーズっぽいの作ってるし)

と大して相手にもせず、最初はあんまりまともに見てなかった。

しばらくたって、テレビの中のシェフが、春雨を揚げはじめた。あれは、なんだ、なんだあれは、と保安親子が騒ぎ出したので、

「あれは、春雨といって、グリーンビーンズ(直訳…)から作られたヌードルみたいので、油であげると、ああやって、ぶわ~となるんだよ。」

と説明されてもぜんぜんわからないけれど、そうとしか説明できない説明をいたした。そう、そのあたりからショーはエンタテイメント性を増し、面白くなってきた。

次に、シーンが移り、まな板の上に出てきたのは、赤ピーマン(パプリカ)、インゲン、にんじん。それぞれを、丁寧に千切りにしていく。

「あれ、みろよ、あんな包丁よく切れるの、まずないよなぁ」

と保安パパ。

(あはは、まずないよなぁ、ここには)

と胸のうちで笑いながら

「いやぁ、あの切れっぷりが、日本では普通なのよ。欧米のナイフはホント切れないよねぇ」

と私が言うと、保安が横から、彼がいつも人に話すネタ、私が切れない包丁で料理するときはまず、貧乏学生時代に学んだテクニック、それをマグカップの底で磨いでから料理を始めることをパパに話しはじめる。日本の料理は、包丁の切れ味から始まりますからね。包丁切れなくして、日本料理の美しさは生まれないでしょう。

そして、ブラウン管の中で、見事に千切りにされた野菜は、油を熱した中華なべに放り込まれた。手際よく、シェフはそれを炒める。そして、なんと次に放り込まれたのは。。。

茹でた、蕎麦!!!

ぎょえええええ。いくらなんでも、蕎麦を炒めちゃったら、不味いんじゃないの。長年働かせてもらった、グラスゴーの日本食レストランでも、ヘルシーな蕎麦はお客さんに人気だった。それを、スープだけでなく、焼きそばにしてください、とたまに頼まれても、ボス(香港人)みずから断っていたくらいだ。なんでだめなんだといわれると、あまりにも美味しくないから、サービスできません、と説明していた。

あんぐり口をあけてみていると、その後、その炒め蕎麦がお皿に盛られ、その上に、こんがり揚がった、チキンウイングスティックのようなものが4~5本乗っかった。チャンネルがこの番組に変わったとき、これを、ちょうど作っていたな。黒ゴマと白ゴマを混ぜたような、衣をつけていたやつだ。油の中で長いことあげていて、(そりゃ、あげすぎじゃ)と思っていたやつだ。それにしても、微妙にチキンウイングスティックぽくないなぁ。

「あれ、チキンかねぇ~」

とみんなで話しながらテレビに釘付けになっていると、その上から更に、さっきの春雨を、こんもりと、彼は盛り付けた。

「わ~わ~!!あんなの日本食じゃないぃい~~!!こんな人がアルゼンチンで人気だなんて~!」

と一人騒いでいると、保安とパパは、

「もし、逆のパターンで、僕たちが日本で、アサドの紹介とかやっているのみたら、同じように文句いうんだろうねぇ」

と笑っている。

笑っている場合ではない。
最後に料理名のタイトルが出ると、なんと、炒め蕎麦の上にのっかったチキンらしきものは、カエルの足のから揚げだった。

。。。

いいんだけどさ。今まで、なんども、フュージョンを見てきたよ。「フュージョン」って、新しい料理のジャンルだと思うし、なんでもかんでも炒めたり、巻き寿司のどれにも、クリームチーズが入ってたって、文句言わないよ。

けどさぁ。

炒めた日本蕎麦の上に、カエルの足はないよなぁ。しかも春雨で、ちょっとカッコつけちゃってるしよ。フュージョンって結構おいしいから、私は認めてるけど、いくらなんでもこれは…おいしくないんじゃないだろうか…

(日本が、日本食が、こんな風に受け止められているのではないかと、少し不安…)

このセレブレティシェフ。めっちゃ気になる。調べてみるしかないでしょう。

彼の名は、Iwao Komiyama、小宮山巌さん。ブエノスアイレス生まれの、日系人2世だそうだ。代々続く、由緒正しい料理人の家に生まれたようだ。彼のおばあちゃんは、東京に料理店を構えていたそうだが、

「もしかして、そこいらに普通にある、出前の、それこそ蕎麦屋かなんかじゃないのだろうか…」

とか思ってしまう私は、イヤなやつだと思う。

とにかく、12歳のころから両親の経営する料理店でプロとして活躍し、経験をつみ、アルゼンチンで初めての日本食レストラン&寿司バーを設立した、アルゼンチンでは知らない人はいない、くらい人気のあるセレブレティシェフらしい。

それでも、怪訝に思った私は、もう少し調べてみた。

するとこの人は、なんと、

農林水産省から、第四回、日本食海外普及功労者として、昨年、表彰されているではないか!

すげー。すげー。そんなスゲー人だったのかー!

と単純に頷かされてしまう、庶民における、「省」と名のつく機関のパワーを思い知らされた。その功績として、

「料理番組(ケーブルテレビ)で日本食を紹介する料理デモの実演、各国の一流ホテルの料理監修、料理学校における日本料理セミナーなどの実施や、レシピ本の執筆など、正しい日本食の普及に貢献している。」

と、農林水産省のページで紹介されていた。

ぜひとも、これからも、正しい日本食の普及に務めていただきたい。

彼の名誉のためにいっておくが、あとでyoutubeなどで料理のビデオを見てみたら、きちんとしたネイティブの日本食も作れるれっきとした板前のようだ。下手な先入観を持ってしまい、申し訳ないのだが、出会い頭のインパクトがありすぎた。







↑↑↑
海外の日本食に免疫のない人がみたら、卒倒してしまいそうな、世にも驚く、レインボーロールのデモンストレーションが、youtubeに3部作でありましたので、興味のある方はどうぞ。なんでもあり、って感じで結構おいしそうなんだけど、由緒正しい江戸前寿司の板前が見たら、失神するだろうし、美味しんぼの海原雄山には、確実に怒鳴られると思う。

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つ、つっこみどころ満載ですね~。
いい物見ました…
海原雄山なら「むう!!」とか言うでしょうか。(笑)

服部さん

ほんと、つっこみどころ満載ですよね~。
なんだか、アルゼンチンでは、毎日つっこみたくなること満載で
毎日おかしくて、つらいことも吹っ飛んでしまいます。
毒ではなく、ほのぼのと、いとをかしく笑えるネタが多くて好きです。
楽しんでもらえて幸いです。
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プロフィール

とんちゃん

Author:とんちゃん
横浜生まれの千葉県育ち純日本人。2000〜2009年UKで暮らし、ある日北欧に呼ばれ旅したところ何故か南米人と出会う。ひらめきと風にまかせ第2の故郷スコットランドを後にし、2009年10月よりブエノスアイレスへ。縁あって住むことになったアルゼンチンを自分自身もっと知るためにも、誰かに伝えたい何か、毎日の出来事を書いています。時々ほったらかしのブログを継続して使っているので、初期の記事はスコットランドにいたときのもの。ブログの良いところはいろんなネットワークが広がること。いつも好奇心いっぱい、楽しいことと面白い出会いが好きです。どうぞよろしく!

気づけば2014年7月より家族でノマド生活中。現在サンタフェ、アルゼンチン。

保安:
うちの彼。アルゼンチン人。コンピュータギークのエンジニア。出会った時は学生、今はいわゆるデジタルノマド。

セサミもん:
うちの猫。2008年5月生まれのスコットランドにゃん。

ネナたん:
うちの長女。2013年12月5日ブエノス生まれの地球人。ネナ(スペイン語でちっちゃい女の子)たん、とはお腹にいた時の愛称。



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