CHOCO★BLOGG 私の人種差別対策:もしもチーナと呼ばれたら

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私の人種差別対策:もしもチーナと呼ばれたら

先日クソガキたちを退治したときの話を書いたとき、人種差別的行為にあったときいつもどうしているか今度書きますといってまだ書いていませんでした。チーノチーノ呼ばれていやですどうしたらいいですか、ってメールをいただいたので今日はそれについて書いてみます。

アルゼンチンにもアホはたくさんいるので、道端でチーナ(中国人女)呼ばわりされるのは日常茶飯事です。一番腹がたつのが、すれ違う瞬間に「チーナ!」と囁かれ気付いたときにはもうだいぶ向こうにいて後の祭りというやつ。在住の方には、あるあるでしょ?

でもそんなときも、私は泣き寝入りしません。後ろを振り返って、

「オイ!!!今なんといった!!??」

とドスをきかせ引き止めるようにしています。そうすると敵もだいたい、まさかのチーノがスペイン語しゃべった、しかも刃向かってコエエ!!とビックリしてとまります。そして説教開始。続くお決まりの文句は「で、私がチーナだとしたら、

アンタはなんなわけ。ペルー人?ボリビア人?」

そうです、コパアメリカでマスチェラーノも使っていた

「Y?? Vos quién sos??」

がここで使えます。個人的に今回のコパアメリカのお気に入りシーンのひとつ。

maschevos.jpg

ビデオはこちら

ブエノスアイレスには移民も多いので、相手がペルー人ということもよくあります。個人的経験としてだけど、なぜかボリビア人ってことはない。ボリビア人はおっとりとしていい人が多く、ペルー人は意地悪が多いのかしらないけど。一般的にアルゼンチン人が持つ印象も、ペルー人は泥棒、ボリビア人は働き者、って感じなのであながちステレオタイプなイメージというのは外れてはいません。

例えばもし、「ペルー人だ」と言われたら、「あっそ。じゃあんたボリビア人と一緒だね。ペルーもボリビアも一緒だもんね。」「アルゼンチン人だ」と言われたら「ペルーもアルゼンチンも同じ国だもんね」みたいな感じで言います。すると大抵敵は「違う全然違う!」という。

「あんたがしているのはそれと同じことだよ、私は日本人で、中国人じゃない。だいたいからして突然、チーナ!と声をかけるなんて超失礼だし、人の気分を害するんだよ。一体なんのためにやってるの?私は頭が悪いですって看板ぶら下げてるようなもんだよ。もう一回学校行き直したほうがいいよ。もう2度とするんじゃないよ!!」

などとまくし立て、お前みたいなアホにはこれをくれてやるとファックサインをお土産に出してその場を去ります。

ときによっては、「じゃあチーナとハポネサは何が違うんだ?言語は一緒だろ?」などと話し込むこともあります。笑 そんな人は割と素直で好奇心旺盛。冗談を挟みつつ仲良く小話をしたあと、最後に、すまなかった、よくわかったもうしない、と謝ってくれた人にあったこともあります。

そんな抵抗して、トラブルにでもなったらどうするのーって人も時々いるけど、私は人種差別にあったときこうすることが一番すっきりするのでいつもこうしてる。人種差別をする人って、自分に自信がなかったり、不幸せな人だったり、その人自身も社会的に弱い立場にあったり差別されたりしてる場合も多い。差別は差別を生むわけです。でも差別はいやだ。断ち切りたい。意味のない差別をされたら、嫌な気持ちがすることをわかってほしいし、なんのためにもならないことを理解してもらって、一人でもする人が減って欲しいのでいつもこうやって対処しています。

私が今いるサンタフェは、ますます白人社会で(有色人種もいるが生活エリアが別で暗黙の階級がある)、日本人はほぼ皆無です。日系3世の方たちのコミュニティがほんの少しありますが街で見かけることはまずなく、中国人ですらたった一度見かけただけで、黒人も元々いない。だからそもそも、外国人を見たことすらない人たちが多い。なので私がこういう対処をすると知った義母などは

「教育のない人たちなんだからかわいそうよ(笑)。」

と言いますが、じゃあ私はかわいそうじゃないのかと。笑 

一番困るのは、やや遠くの方で子供が指をさしてお母さんに「ママ〜!みてみてーチーナがいる!」とやられること。またチナか、と苦笑するしかないですが、またママがそこで「チーナじゃないのよー止めなさい」とか子に言ってるのをみると、チーナかもしれないのに、そうじゃなかったら一体なんなんだよって笑えます。日本でも「わー外人だー」って子供達は指を指すので一緒ですよね。直接、チーナだー!って私に言ってもらえたら子供でも、「うんうん、チーナみたいだけど、私ハポネサなのよー違うのよ〜。似てるからわからないよねー。でも人にいきなり言っちゃ失礼だからダメよ〜。」って優しく教えてあげられるんだけどね。

こんなとき、一つ言えるのは、日本人だとわかると急に対応を良くする人がほとんどだということ。アニメとかテクノロジーで日本は有名なのでよく思ってる人が多いことと、これまでアルゼンチンに移住してきた日本人の方々が日本の印象を良くしてきてくれたからなんです。本当に感謝です。ってことは逆に言えば、中国人の印象ってよっぽど悪いんでしょうね。笑

普通にフレンドリーな会話の場合でも、悪意は全くなくいきなり「あんた中国人?韓国人?」と聞かれるときもあります。そういうときは「どこから来たの?ナニジンですか?って聞いたほうがいいですよ」とはっきりと、でも柔らかく言うようにしています。ほとんどの人種差別(と思える行為)は、無知無能から来ているから、単に相手は知らないだけ。人種差別をするような人はかわいそうな人ばかりということに気づけば少し気は楽になります。

そもそもアルゼンチン人は、黒人にも気軽にネグロ!とか悪気なく言っちゃうから、よくメッシとかも問題になってるよね。そういうノリなので、ちょっと目が細かっただけでチーナってあだ名になっちゃったりする。そもそも、チーノ、っていうのも、アジア人全般を指すざっくりした言葉でもある。デブだって、おいデブ!って呼ばれるし。痩せもそこのヤセ!って言われる。だから、そのノリであんまり気にしないのも一考。

はい、チーナだけど何か!?って開き直ることも必要かな。どちらにしても「カシャテボルード!!」(だまれこのうん子野郎!)くらいは言い返してやりましょ。笑


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テーマ : アルゼンチン
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とんちゃん

Author:とんちゃん
横浜生まれの千葉県育ち純日本人。2000〜2009年UKで暮らし、ある日北欧に呼ばれ旅したところ何故か南米人と出会う。ひらめきと風にまかせ第2の故郷スコットランドを後にし、2009年10月よりブエノスアイレスへ。縁あって住むことになったアルゼンチンを自分自身もっと知るためにも、誰かに伝えたい何か、毎日の出来事を書いています。時々ほったらかしのブログを継続して使っているので、初期の記事はスコットランドにいたときのもの。ブログの良いところはいろんなネットワークが広がること。いつも好奇心いっぱい、楽しいことと面白い出会いが好きです。どうぞよろしく!

気づけば2014年7月より家族でノマド生活中。現在サンタフェ、アルゼンチン。

保安:
うちの彼。アルゼンチン人。コンピュータギークのエンジニア。出会った時は学生、今はいわゆるデジタルノマド。

セサミもん:
うちの猫。2008年5月生まれのスコットランドにゃん。

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うちの長女。2013年12月5日ブエノス生まれの地球人。ネナ(スペイン語でちっちゃい女の子)たん、とはお腹にいた時の愛称。



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