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アルゼンチン映画「人生スイッチ」原題:Relatos Salvajes

先日のジャーマンウイングスの事故(事件?)。自分も飛行機によく乗るし、事故が起きた日にも乗る予定があったためにすごく気になっていました。話が明らかになるほど、事実は小説よりも奇なり。そういった意味でも興味が湧き毎日ニュースを追っては、保安官に

「ねぇ今日の(ジャーマンウィングスの)ニュース見た!?いつか映画になりそうな話だよね!」

と話していたのですが、

「偶然だけど、似たような話が最近アルゼンチン映画になってたみたいよ!」

それがRelatos Salvajes(英題:Wild Tales 邦題:人生スイッチ)。私たちが昨年留守にしている間にアルゼンチン国内で大ヒットした映画のようで、周りにも見た人が多く評判は上々。

Relatos-salvajes-poster.jpg

全6話の短編集で、自殺パイロットの話は1話目の「Pasternak」。実際は、ただの自殺パイロットではなく、入念に計画された混み入った話なのですが、始めはゆっくり、そしてだんだんとテンポをあげて、パズルを解き明かすように話が明らかにされていき最後はバーン!!と文字通り、話とともに飛行機も落ちます。

6話の内容に全く関連性はないのですが、共通したテーマがあります。何がしかに苛立ち、怒りを超えて歯止めがきかなくなり、ぶっとんだ行動にでちゃった人たちが主人公。結構バイオレントなブラックコメディー。ちょっとタランティーノだけど全然違った味わい。本当にもしいたら、かなりホラーでサイコな人たちなんだけど、見てて笑えるし妙な親近感がある。それはきっと、特にアルゼンチン人やアルゼンチンを知る人にとって

「(感じ悪いけど)こういう人いる!(やだけど)こういう話よくある!」

とどこかで共感してしまえる話題と人々だから。ああ憎みきれない、愛すべき人々。もちろん、アルゼンチンのことを全然知らなくても、お話としてとても面白いです。普段、頭に来ても、人間として現実的にはできないことを、まさかの行動力で主人公たちがやっちゃってくれてるから!

私は個人的に、あんまりバイオレントなのは好きじゃないので、最初の3本目までは、うぎゃあーとか思いながら見ていました。特に3本目の「El más fuerte」。アルゼンチン北部のハイウェイで繰り広げられる高級車とおんぼろ車とのちょっとした罵り合いが、コントロール不可能な喧嘩にまで発展してしまうお話。

4本目の「Bombita」は、アルゼンチン映画といえば、どこにでも出ている我らがリカルド・ダリンが主役。とられるはずのない駐禁を取られて、頭に来て、どんどんエスカレートしていくエンジニアの話。めちゃ面白かったです。ほんとその通り!って合点したくなる場面がてんこ盛り。駐禁を取られたことのある人なら、余計に爽快なお話かもしれません。ブエノスの私たちの家の近くで撮影されたようで、いつも通る道や場所がたくさん出てきて、懐かしく帰りたくなりました。

全部見終わった後、しかし、かしこくできた話だなーと感心してしまいました。そこでそうくるか!ここでああなるか!ああ、そういえばそうだったよね!あそことここがつながったよ!など、話がとにかくよく出来ているのです。もちろん撮り方も。なんでも、映画の脚本家であり、監督のDamián Szifronは、ほとんどのお話を、お風呂につかりながら書いたのだとか。キャンドルをともし、お酒を飲みながら書いたこともあったそうで。なるほど。シャワーを浴びたり、風呂に入ってる間に、いいアイデアが浮かぶのってすごくわかる!

グロイ、人間の汚いところを晒すような話も多いのですが、結婚式パーティが舞台のお話、ドタバタどんでん返しの6話目の最後はハッピーエンド(?)で終わるので、なんだか幸せな気分で映画を観終われます。

RELATOS-SALVAJES.jpg

アカデミー賞で「ベスト外国映画部門」にもノミネートされ、世界各国の映画祭で、いろいろな賞を勝ち取っているこの映画。アルゼンチンで2014年の8月に公開され、順々に周辺諸国、アメリカ、ヨーロッパ諸国とロードショー、イギリスでは3月の下旬に封切りになったばかりのようです。日本では、「人生スイッチ」という微妙な邦題センスで、7月25日(土)より公開されるそうです。「(アルゼンチンでは)アナ雪越えの興行成績」つのが謳い文句みたいですね。は、プロデューサー、「オール・アバウト・マイ・マザー」とか「トーク・トゥ・ハー」の監督してたペドロ・アルモドバルだったんですね。しらんかった。

人生スイッチ オフィシャルサイト

オフィシャルサイト(アルゼンチン)

オフィシャルサイト(英語)


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とんちゃん

Author:とんちゃん
横浜生まれの千葉県育ち純日本人。2000〜2009年UKで暮らし、ある日北欧に呼ばれ旅したところ何故か南米人と出会う。ひらめきと風にまかせ第2の故郷スコットランドを後にし、2009年10月よりブエノスアイレスへ。縁あって住むことになったアルゼンチンを自分自身もっと知るためにも、誰かに伝えたい何か、毎日の出来事を書いています。時々ほったらかしのブログを継続して使っているので、初期の記事はスコットランドにいたときのもの。ブログの良いところはいろんなネットワークが広がること。いつも好奇心いっぱい、楽しいことと面白い出会いが好きです。どうぞよろしく!

気づけば2014年7月より家族でノマド生活中。現在サンタフェ、アルゼンチン。

保安:
うちの彼。アルゼンチン人。コンピュータギークのエンジニア。出会った時は学生、今はいわゆるデジタルノマド。

セサミもん:
うちの猫。2008年5月生まれのスコットランドにゃん。

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うちの長女。2013年12月5日ブエノス生まれの地球人。ネナ(スペイン語でちっちゃい女の子)たん、とはお腹にいた時の愛称。



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