CHOCO★BLOGG アルゼンチンで出産・単なる記録&体験談 その3

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アルゼンチンで出産・単なる記録&体験談 その3

アルゼンチンで出産…と言っても、初めての経験だったし、別にどこの国でも、日本でも、宇宙の無重力とかでない限りさほど変わらないと思われ、特にここだからどうの…って内容は微量かもですがあしからず!本当に単なる記録だし、すんごい長い上に、痛い辛いグロい話が出てくるので、苦手な方は以下、ぜひぜひスルーしてください~!

その2の続き…

******************************

私は手術をしたことがなかったから、体を切るのは怖くて、手術室に入ってからのことは良く覚えていない。疲労困憊していたし、目もほとんどずっと閉じていた。今思えば、そのお陰で、予定帝王切開よりも恐怖心が少なかったのかも。そのうち、下半身に麻酔を入れられ、胸から下が完全麻痺になった。「なんか私、さっきから麻酔かけられまくって薬漬けだわ~」とか頭の片隅でどこか客観的に思いつつも、麻酔のせいか、恐怖のせいか、体がずっと震えていた。でも、どうせもう逃げられない!赤ちゃんが入っていて、出たがっているんだから、出さないと!

保安官は、分娩室で、ガン開きのグロいオマタをみても全然ヘーキだったせいか、先生に見初められて(?)手術室への立会いも許可されたらしく、頭の左側の方にいてくれてた。手術を見て卒倒してしまう人も多いらしく、全員が入れてもらえるわけではないみたい。私はもちろんのこと、目の前にカーテンを引かれて、自分が切られている場面は見えないようになっているけど、保安官は、私のお腹が切られて、内臓を手でよけて子宮までたどり着いたりするところ一部始終を見たらしい。あとで、ものすごかったよ!!帝王切開のビデオ、ネットで探してみるといいよ!!と言われた。みたくねーつの!!と当時は思ったが、1ヶ月近く経過した今なら怖いものみたさで見てみたいかも?

半身麻痺しているとはいえ、切られるときには、何かしらの違和感があるんだろうなーと思って、うつらうつらしながらも、いつ切られるのがわかるだろう…?と構えていたのだけど、胸の下辺り、ちょうど麻酔がそこからかかっていないあたりに、何故か少し違和感があったくらいで、実際に切られる感覚は全くなかった。どこが切られたのか、アイデアも思い浮かばないほど。あとでみたら、しもの毛が全部剃られて、そこを横に13センチほど切られてた。帝王切開には、縦切りと横切りがあるらしいが、横は傷が目立たないように、という処置らしい。両脇は玉結びになっていて、片一方を切って、するするーと引っ張るカタチで糸は2週間後に抜糸した。ちなみに抜糸は全く痛くなかった。

午前1時55分に誕生。日をまたいでしまったため、4日に産まれていれば、ポーランドからの移民だった亡くなった保安官のおばあちゃんと同じ誕生日になるところが、外れてしまった。ネナたんの、「私はオリジナルで行くわ!」という作戦だったのかな。産まれたよ、との声とともに、目の前のカーテンが開かれ、へその緒がついたままの赤ちゃんがお腹から出てきた瞬間を見せてもらえた。赤ちゃんは、少し青みがかかっていて、手術室のまぶしい光の下、タオルで拭かれながら、おぎゃー!!おぎゃー!!と泣いていて、「生まれたての赤ちゃんって、あんなに大きな声で泣くんだ!!」と最初に思った。そして思わず、

「ちゃんといきんで産んであげられなくてごめんね…!辛かったね、苦しかったね。長かったね。やっと会えたねー!!」

と話しかけていた。そのシーンを見た、手術のアシスタントたちが感動してたとあとで保安官が言ってた。その話を聞いて自分が泣けた。

へその緒を切られたネナたんを、看護婦さんが私の顔元に持ってきて対面させてくれ、帝王切開だったからか、私の体力が赤ランプだったからか、カンガルーケアはなし。そのまま、保安官が赤ちゃんに一緒について、隣の部屋に入り、体重測定や、予防接種その他、異常がないかのチェック、書類作成などを済ませる。

071_20131230081921c3b.jpg

はぁ…やっと終った…。

吐き気がひどくし、意識が朦朧とするなか、主治医の先生が顔の近くにきて、「おめでとう!!」と言ってくれたのを覚えているのが最後、その後はずっと目を閉じたまま、気づけばストレッチャーを押されエレベーターに乗り、入院の部屋に到着した。麻酔のため自分の意思では体を動かせないので、看護婦さん2人がかりでベッドに載せてくれる。分娩で喉がかわいていたので、「水が飲みたい」と訴えるものの、手術をしたから、今夜は水も飲めないとのこと。そして

「今夜はしゃべったらだめよ。」

と言われる。体は相変わらずガクガク震えていた。

部屋にはすでに保安官がいて、私の到着を待っていたところ。

「赤ちゃんはどこ?」

「助産婦さんたちが、もうすぐ連れて来るらしいよ。」

と言ってる間に、生まれたての肌に白くかわいらしい産着を着せられ、新生児のケースに入ったネナたん到着。体重は3390グラムだった。デカイ!そりゃー出てこないわけだ。どこの助産婦だ、赤ちゃん小さいからするっと出てくるわよとかテキトーなことをほざいたのはっ!しかも、数回のエコー検査のときには、「標準より小さいけど、女の子だからこんなもんよ。」って言われてた。エコーの体重予測もあてにならんな…

助産婦さんが、赤ちゃんを私の胸の上に運んできて、「初乳をあげてね。」と言って部屋を去っていった。真夜中の病室。下半身麻酔で体が動かないので、保安官に手伝ってもらいながら、顔もまだまともに知らないわが子におっぱいをあげている自分がシュール。なかなかうまくいかないけど、なんとか吸い付いてもらえる。持てる力をすべて注いで、お乳を吸っている産まれたばかりの赤ちゃんの生命力に驚く。産まれて来るのも大仕事だっただろうが、おっぱいを飲むのも、小さな体には大変な仕事だろう。一方の私は体も動かないし、手術着のまま胸も出しっぱなしでそのまま寝る。。。

その4に続く…


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テーマ : 妊娠・出産
ジャンル : 結婚・家庭生活

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No Title

あらためて、本当壮絶…。

それを乗り越えての、初対面の時のとんちゃんの話とスタッフ達のことを思ったら、そして、このステキな写真を見たらワタシまで泣けて来た。

にしても保安官、ただ者じゃないね。さすがです。ドクターと一緒にとんちゃんのおまたの間で、Wこぶしで「バモーッ!」ってやってたかもね。

Re: No Title

★pucayuちゃん
終ってすぐは、本当に壮絶だと思ったんだけど、月日が流れるうちに痛みの度合いとかの記憶が薄れて和らいできちゃった。どんな強烈な経験でも、時間がたつと、忘れるからか、経験値アップするからかわからないけど、なんでもないことのようになっちゃったりするから、えらそぶったりするようなダメ人間にならないためにも、書きとめておくっていいことだよね!

分娩につきあってくれた助産婦さんたちも、産まれたかー!つって見に来てくれたみたい。結局産まれなかったキツい分娩になっちゃったから、喜んでくれてたよってそういう話あとで聞くとほんと泣けるよね。彼女たちにしてみれば、仕事だし、毎日のことだろうに、それでも人間としてひとつひとつ見てくれてると思うと。

ほんとに。笑 あらためて保安官ただものじゃないな、って思ったよ。いつの間に全開のオマタやら、内臓やら見てたんだろっていう。本人は必死だから全然気づかなかったわよ。

No Title

一通り拝見し、うぉ〜って思いながら私も一緒にイキんでたーwwそして感動して泣いてました。その場所にいたら絶対私も大喜び&とんちゃんに感謝していたと思う。なぜ?って感じだけどww
ネナたん可愛いね☆保安くん似?どっち?
私もいつの日かアルゼンチンで子供を産む事があったら(あるのか?)またこのブログを参考にっていうか直接教えてくだされ。

ネナたんの成長記録も楽しみにしてます。お子は本当に成長が早いからね〜
ネナたん&とんちゃん&保安くんありがとう!

Re: No Title

★megちゃん
一緒にいきんでたってうけるね。笑 感動してくれてありがとう。
赤ちゃんはどんどん顔が変わるね!産まれたばっかりは、私にそっくり~という評判だったけど、1ヶ月を過ぎる頃から、ミニ保安くんになってきたよ。保安官の赤ちゃんのころの写真と一緒。どっちにも似てるかな。

どんどん成長していくので毎日大事に過ごしたいです。
アルゼンチンでぜひ出産して、一緒に子育てしましょ!
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プロフィール

とんちゃん

Author:とんちゃん
横浜生まれの千葉県育ち純日本人。2000〜2009年UKで暮らし、ある日北欧に呼ばれ旅したところ何故か南米人と出会う。ひらめきと風にまかせ第2の故郷スコットランドを後にし、2009年10月よりブエノスアイレスへ。縁あって住むことになったアルゼンチンを自分自身もっと知るためにも、誰かに伝えたい何か、毎日の出来事を書いています。時々ほったらかしのブログを継続して使っているので、初期の記事はスコットランドにいたときのもの。ブログの良いところはいろんなネットワークが広がること。いつも好奇心いっぱい、楽しいことと面白い出会いが好きです。どうぞよろしく!

気づけば2014年7月より家族でノマド生活中。現在サンタフェ、アルゼンチン。

保安:
うちの彼。アルゼンチン人。コンピュータギークのエンジニア。出会った時は学生、今はいわゆるデジタルノマド。

セサミもん:
うちの猫。2008年5月生まれのスコットランドにゃん。

ネナたん:
うちの長女。2013年12月5日ブエノス生まれの地球人。ネナ(スペイン語でちっちゃい女の子)たん、とはお腹にいた時の愛称。



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