CHOCO★BLOGG アルゼンチンで出産・単なる記録&体験談 その2

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アルゼンチンで出産・単なる記録&体験談 その2

アルゼンチンで出産…と言っても、初めての経験だったし、別にどこの国でも、日本でも、宇宙の無重力とかでない限りさほど変わらないと思われ、特にここだからどうの…って内容は微量かもですがあしからず!本当に単なる記録だし、すんごい長い上に、痛い辛いグロい話が出てくるので、苦手な方は以下、ぜひぜひスルーしてください~!

その1の続き…

****************************

赤ちゃんが産道を降りてくるときには、赤ちゃんがその体に対しまっすぐアゴを引いて、上手に回転して出てこないといけないのだけど、ネナたんのアゴは上にあがっていて、しかも首が右だか左だかに向いていたらしい。それがひっかかってなかなか降りてこない。子宮口は最大まで開いていて、おまたもパックリ割れて体は準備万端だったので、先生が手をつっこんで赤ちゃんの頭を直そうとするがうまくいかないようだ。

「赤ちゃんの頭を正常な位置に直しておくのはお前の仕事だろ!」と助産婦さんが産科医にしかられたりしてたみたい。助産婦さんは、「でも、破水した状態で来たから、できなかったetc」的なことを答えたりしてたそうな。助産婦さんの話では「骨盤が赤ちゃんに対して、狭いから出てこないのかも…」という案もあったらしいし、赤ちゃんの位置はどこだったのだーと最後のエコー(といっても10週前)のファイルを先生がチェックし始めたりと、みんながバラバラに動き始め、なにやら本当に

行き当たりバッタリな雰囲気満点に!!

今なら笑えるものの、当時の私は、陣痛といきみで手一杯のため、周りの空気が不穏なのを感じるだけで、状況がよくわからず、焦りで一杯。先生は、「麻酔をうちすぎて、単にうまくいきめてないだけだったら、もうオレ死にたい」とかも言ってたらしい。わはは。麻酔医はそれを聞いて、「えーでもー!麻酔効かなかったんですよー!痛いっていうからー!」とか言ってたって言う。その頃の私は、「痛い」「メドゥエレ!」「テンゴドロール!!」(全部、痛いと同意)の3語しか発してなかった。助産婦さんが、吸ってーいきとめてー!ハイいきんでー!!を時々やってくれないので、「痛いの来たから掛け声かけて~!!お願い~!!」という必死の思いもあって。すると、「いきみたい気持ちになったら、いつでもいきんでいいのよ」などと言われ、

そんなところもアルゼンチンは、ざっくり個人主義か!!

ともうろうとしつつも脳内で突っ込みを入れる。あとで考えたら、いきんでー!!って言われないといきめない私ってすっごい日本人なのかしら…とか。しかし、相変わらず無痛の麻酔がきいている気は全くしないし(私、若い頃はっちゃけすぎて麻酔とか効かないからだになってしまったのかしら?と本気で思った)、陣痛は絶賛最高潮。世の中に、こんなに痛いことが存在したとは。麻酔効いてないー!!と叫ぶと、周りの人々は「赤ちゃんの頭が動かず、ひっかかっているから、とにかくそこが痛いのだ」と言う。いきんで押し出せば楽になるから、とにかく頑張れと。まじで、先生らがオマタの前でゲンコツ握って「バモーース!!」っていう状況です。

そうこうするうちに、総勢5人も部屋にいた助産婦さんや医師などが全員いなくなってしまった。完全に放置プレイ。

「ちょっとー!!どこへ行ったの~!!何で~!!助けて~~!!」

と保安官に助けを求めるものの、遠くにいってしまったようで見つからない。これはあとで考えると、この後の処置を話し合っていたらしい。プロフェッショナルに(?)本人の前では話さないということか。

しばらくしてみなが帰ってきて、またいきんでーが始まった。その時には、私は助産婦さんの手を渾身の力で握り締め、

「もう置いていかないで!!一人にしないで!!」

って叫んでいた。これまで妊娠期間を共に過ごし、分娩中も横で手を握ってくれていた保安官よりも、助産婦さんの方が、なんだかこんなときはよっぽど頼りになり、安心できるのであった。不思議なものである。

しかし。努力のかいもむなしく、頭は降りてこない。

「ちょっと立ってみよう。たったまま頭が下がるのをしばらく待ってみよう。」

先生らに体を支えられ、分娩台から降り、立ち上がった姿勢のまま、また放置される。当たり前ながら陣痛はひっきりなしにやってくる。私がこんなに苦しいということは、中の赤ちゃんも苦しいのかな。。。

しばし立った後、また分娩台に横になる。ギリギリまで頑張ってみよう!という主治医の方針で、最後の力を振り絞って、汗をだらだらかきながら、とにかくいきむ。でも出てこなくてまた立ってみる、を数回繰り返したものの、状況は変わらなかった。

「最後の手段にかけてみよう!ダメだったら、緊急帝王切開しかない。だから頑張れ!!」

とついに先生が宣告。

なんと!?うちの子にかぎって!想定外すぎて、全然調べてなかったよ~~!!!

「最後に、また立ち上がって、スクワットみたいに、しゃがんでいきんでみよう!うんちが出ても気にしなくていいんだからね!しっかりお尻の方に力を入れて!」

でももう、すでに長い間渾身の力をこめていきんで来たせいか、体力がほとんど残ってなかった。それでも最後の力を振り絞ったけど、やっぱりダメだった。

あとで保安官に、

「きっと覚えてないと思うけど、最後のあたりは、泣きながらいきんでたよ。」

って教えてもらった。一生懸命すぎてホントに覚えてなかった。

吸引だったか鉗子分娩の選択もあったらしいのだが、よりリスクが少なく、安全な帝王切開に選択が下された。予想外の展開にショックだったけど、私は疲れきって呆然としていたので、も~ど~にでもしてくれぇ~という状態になってた。ただ吐き気がしたので、口元に入れ物を持ってきてもらい、いつでも吐ける状態にしておく。2時間に渡る普通分娩、困難のままに終了~。そして、目を閉じ、ぐったりしたままストレッチャーに載せられて手術室へ移動。最後に聞こえた声が助産婦アシスタントの

「ポブレシータ…(かわいそうに…)」

最後に私が発したのが、先生に対する

「帝王切開ってどのくらいの時間で終わりますか…?」

痛くて苦しくて死ぬほど頑張ったのに、まだこれから2部が始まるのかと思うと、これから赤ちゃんと会えることも忘れ、悪夢としか思えずつい出た質問。答えは30分、だったけど、最初の最初から最後まで数えれば1時間くらいかかったのだろうか。出産はもうこの時点で想像をはるかに超えてた。でもこの地獄みたいな時間もいつか終る時がくるんだから!!と、どこかで自分を励ましてた。夜中に先生呼び出して、面倒なことになっちゃって申し訳ない、なんて思った。安産になるように、イメトレしてたのに、意外と難産になってるのをどこかで笑ってる自分もいた。手持ちの安産グッズを全部まとめて荷物に入れてきたから、神様同士がケンカでもしたのかしら。

全然お得じゃない、まさかのbuy 1 get 1 free。

その3に続く…


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テーマ : 妊娠・出産
ジャンル : 結婚・家庭生活

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改めて、出産お疲れ様ー!!
私自分のお産は1日半がかりだったししんどい方だわと思ってたけど
レポ読んでたら私軽かったかもな・・・と思ってしまったよごめん・・・
いろいろ辛かった&痛かっただろうけど無事産まれて良かったね、本当におめでとう!

感動したっ!

なんとっ!私の想像を絶する状況だわ!思わず、全身に力を入れて硬直して読んでた私(笑)
ただ、そんな状況の中でもつっこみを入れるのを忘れないとんちゃん、尊敬ものだわw。
しかし、よく頑張った!周りのスタッフ各々の自由主義ゆえの混沌とした状況の中で、けなげにベストをつくすとんちゃんの姿が涙をさそうわ。。。

Re: タイトルなし

★アイコちゃん
本当に、お互いお疲れ様!!
どうもね、私も知らなかったんだけど、さっきなんとなく調べてたら、回旋異常だと、陣痛が通常よりよっぽど痛いんだそうで…通りで無痛分娩とかいってぜんぜん痛みがやわらがなかったわけ…w なんか今、いろんなことがクリアになりつつある。ほんとにね、終わりよければすべてよし、痛かったことももう忘れ気味で、またネタが1つできたし、帝王切開では何回まで産めるか?とかすでに検索したりしてるよ。笑 忘れっぽい性格でよかった!

おめでとう私たち!

Re: 感動したっ!

★Caorin
イヤー本当に、渦中にいるときは、「これ嘘でしょ…現実じゃないよね?そうと言って!」くらいの感じだったよ。あはは。←今ならかなり笑える。

全身に力入っちゃった?私も入っちゃってたから、当時の状況が伝わってよかった!(良かった?)出産中渦中でも、もうこんな辛いんだし、これネタにするしかないでしょーって時々思ってたよ。はは。私かわいそうすぎるし!!とか。笑 それなのに、またやってみたいともうすでに思ってる出産&子供ってすごいと思う。でもオカンに話したら、「え、もうそう思うの!」って驚かれた。難産相当きつかったみたいで、4年ほど根に持って子供はもういらんと思ったって。。。それでも妹を産んだのだからすごいよね。

あともう少し出産ネタが続くので続きもよかったら読んでね!

No Title

なんかめっちゃ怖くなってきました...すごいな。子供産むって。お母さんってすごいな。痛みの想像ができない。過去に盲腸の手術をして破裂寸前まで我慢、開けてみたらとんでもない事になってて手術の時間が長引き途中で麻酔が切れる。痛すぎて絶叫そして暴れるが手足を押さえられそのまま失神?気づいたらベットにいました。それよりいたいんですよね??あぁああ怖い。想像するだけでおなかがチクチクしてきました。私まだ先の話なんですけどねwほんとお疲れ様でした!!!

Re: No Title

★sayakaさん
私は逆に、妊娠中は、安産の体験談ばかり読んでイメトレを繰り返していたので、出産に対する恐怖は全くなくて、楽しみだったので実際やってみてびっくりでした。なんだこりゃ、と!笑 そして、本当に心から、お母さんてすごいと思いました。。。

つい最近知ったのですが、私のケース、回旋異常(赤ちゃんの頭がうまく回転できず降りてこない)というのは、あまり頻繁には起きないようですが、陣痛が普通より痛いんだそうです。そして帝王切開になるケースも多いとか。だから心配しないでくださいね!3回くらいいきんで、スポーンと生まれてしまう人も多いみたいですから!周りではそういう話が多かったので、自分も全くそのつもりで挑んだのですが。笑

手術の途中で麻酔が切れて、痛すぎて絶叫!!そのまま失神!!ってそっちの方が痛そうです…それを耐え切ったsayakaさんならきっと大丈夫だと思いますよ!!
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プロフィール

とんちゃん

Author:とんちゃん
横浜生まれの千葉県育ち純日本人。2000〜2009年UKで暮らし、ある日北欧に呼ばれ旅したところ何故か南米人と出会う。ひらめきと風にまかせ第2の故郷スコットランドを後にし、2009年10月よりブエノスアイレスへ。縁あって住むことになったアルゼンチンを自分自身もっと知るためにも、誰かに伝えたい何か、毎日の出来事を書いています。時々ほったらかしのブログを継続して使っているので、初期の記事はスコットランドにいたときのもの。ブログの良いところはいろんなネットワークが広がること。いつも好奇心いっぱい、楽しいことと面白い出会いが好きです。どうぞよろしく!

気づけば2014年7月より家族でノマド生活中。現在サンタフェ、アルゼンチン。

保安:
うちの彼。アルゼンチン人。コンピュータギークのエンジニア。出会った時は学生、今はいわゆるデジタルノマド。

セサミもん:
うちの猫。2008年5月生まれのスコットランドにゃん。

ネナたん:
うちの長女。2013年12月5日ブエノス生まれの地球人。ネナ(スペイン語でちっちゃい女の子)たん、とはお腹にいた時の愛称。



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