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アルゼンチンにおいての遺伝子組み換え大豆の現状

最近、また農場(カンポ)に行ったり、またそれについて話が身近に持ち上がることが多く、個人的にとても興味がわいています。私の知るサンタフェ州の周辺では、肉牛、乳牛を含めた畜産牛をロットに置いているものが多いですが、だいたいの場所では、牛といくつかの農作物のミックスになっています。

それがあの、悪名高き(!?)遺伝子組み換えの大豆やとうもろこし。アルゼンチンの大型農場での遺伝子組み換え大豆の栽培は「金になる」とのことで、近年増えているといいます。私の知るカンポでも、大豆が育てられている。そして、反モンサント運動はこの頃世界的に盛り上がっているし、ここアルゼンチンでもイベントがあったりしています

私ももっと知りたくて、最近、アルゼンチンにおける遺伝子組み換え大豆をめぐるビデオを2つ見ました。モンサントの遺伝子組み換え作物の種子と抱き合わせで売られる、ラウンドアップという農薬散布により、生まれてくる子供たちに問題が起きているというのです。



これは、2012年のゴールドマン環境賞を受賞された活動家のソフィア・ガチカさんのビデオ。彼女も、ラウンドアップの影響と思われる原因で赤ちゃんをなくした一人。悲しみを忘れられず立ち上がり、彼女の住む地域で、健康に害がある人が増えてはいないか、自ら歩き、話を聞き、調査を進めたところ、アルゼンチン国内の平均より41倍も多くのがん発生率があることを知ったそうです。その後も、農薬噴霧をストップするキャンペーンなどで活動しておられる。モンサントの話がらみでよく耳にする、脅迫電話を受けながらも。。。運命に突き動かされたかのように動いているソフィアさんの姿には心を打たれます。



こちらは英語ですが、スペイン語で英語字幕の部分も多いので、英語かスペイン語がわかる人はぜひぜひ見てほしいと思います。

元リンクの ALJAZEERA People & Power, Argentina's Bad Seeds

実はこのビデオで私が一番びっくりしたのは、「ここ過去25年間において、アルゼンチンは、自然に残っていたうちのその半分の森林を、農地に開拓するために失った」という事実。今まで、土地が悪く、開拓は無理だと思われていたパタゴニアの自然なども近年切り開かれているということなのです。ビデオを見るとわかりますが、それらを後押ししているのはアルゼンチン政府です。なぜなら大豆はお金になるから。国の収入源を支えているから。その上にいるのがアメリカのモンサントという、悪魔の巨大企業。アメリカを中心として、世界の政治や経済はすべてつながっていて、私たちはそれらに支配されているのだとしか思えません。映像を見ていると、アルゼンチンの政治家たちは明らかに、モンサントに買収されています!こりゃなんか裏にある!間違いなく、臭う臭う!

チャコ州の農薬散布の多いエリアでは、過去15年間の、遺伝子組み換え大豆の栽培が増加した右肩上がりのグラフと、子供の出生異常率の増加のグラフが、全く同じ形を示しています。グラフを前にお話をしているお医者さんいわく、彼女は30年間同じ場所で医者として働いてきたそうですが、20年前は赤ん坊の出生異常なんてなかったということなのです。コルドバの小児科の先生、フィート・パエスにそっくりさんも、農薬に由来する子供の出生異常が多く、そのため1年未満で亡くなってしまう赤ん坊がアルゼンチンのいくつかの地域では多いと語っています。

何しろ頭がおかしいのが、los grobo groupという会社のCEOである人間。「農薬に反対する人たちは、貧困層に反対する人たちだ。私たちは、農薬をたくさん使うことによって、作物をたくさん生産でき、ひいては作物の値段をさげることができ、貧困層の人たちにも食料がいきわたるのだ。」などとほざいています。2013年にもなってこんなバカがいたとはびっくりです!世界には食料があまっているのに、貧困層の人たちに食料がいきわたらないのは、そもそもディストリビューションの問題が一番である上、こいつが作っている遺伝子組み換え大豆は、アルゼンチンではそれ以前の問題で、基本的には国内では消費されてない。アルゼンチンで生産された大豆の大きな輸出先である中国でも、食料というよりは、油や燃料になったり、油をしぼったあとのかすが家畜のえさになっているのが実際のところ。こういうハゲには、自分の住んでる豪華絢爛マンションの上から、ラウンドアップをまいてみたらいいと思います。

ほかにも、大豆をめぐる地元住民との戦い、実際に体に異常を持って生まれてきてしまった子供たちとその家族の様子などがこのドキュメンタリーではレポートされています。実際にこんなことが起きていることは、アルゼンチンではよく知られていないことです。政府やモンサントにもみ消されている部分が少なからずあるのだと思います。

モンサントや、遺伝子組み換えの技術などでは、正しい科学的な裏付けがない、研究がまだ進んでいない(または脅迫により出来ない)、などで「危険性があるかどうかははっきりとわかっていない」的なことがよく言われますが、実際の現場でこれだけ健康にまつわる問題が起きているということは、種子は安全だ、異常を認める報告はない、などともう白を切りとおせないのではないでしょうか。インターネットやメディアの世界では、情報操作などもあるし、何が本当なのかとても判りづらい現代。これらのビデオに出てくる背景でも、被害をこうむっているのは貧困層の人たちが多いように見受けられます。そこでは、またおそらく健康に異常をきたす別の因果関係があるかもしれないし、確かに遺伝子組み換え大豆とは直接的にリンクがあるとは言い切れない部分だってあるだろうし、モンサントを潰したいがためだけに、事実を拡大して伝えているメディアもたくさんあると思う。実際、遺伝子組み換え作物に対する問題について、賛成意見も多く目にするし、反対意見ばかりに惑わされるなという情報もネットでよく目にします。

まるでちゃんちゃら笑い事のようですが、今の時代、もう信じられるものは自分しかありません。無力な一人が何をしたってどうなるものでもないけど、「私は遺伝子組み換えは嫌だ」と思ったら、食べるものを選ぶ、遺伝子組み換え作物に少しでも加担することはしない、周りの友達と話し合ったりして意識を高めあう、などのことが個人でもできると思います。ほかにも、少しでも自分で野菜を育ててみるだとか、やってやれないことは何もありません。どこまでできるかわかりませんが、私のアクセスできるサンタフェの農場でも、育てている大豆は(遺伝子組み換えは少なくともそうなのは確実だが)どこの会社の種子なのか、どんな農薬を使っているのか、違う方向性へ行けないのか、などということを検証してみたいと思っています。人間はいつでもそうですが、私も自分が関与できる場面があるからこそ、こういう分野に興味を持ち始めたことは間違いないです。

モンサントは実際に悪魔企業で、遺伝子組み換え&農薬のコンビで土地をダメにして、人類を破滅に追いやる…的な諸説もあるわけですし。。。そもそもが枯葉剤でも有名な毒薬企業がまだ権力を握ってるってのが意味がわからん。アメリカの権力とか、金の力とか大嫌い。早くそういう人たちはサイババとかの宇宙パワーに潰されるか、ラウンドアップをぶっかけて目を覚まさせるか何か、そろそろ世界がひっくり返らないもんかと日々楽しみにしています。絶対に、近い将来、何かしらのどんでん返しが起きると思っています。人類は少し、強欲になりすぎた。エコロジーとか、環境問題とかって私とはなんの関係もない、そんな世界もあるのね、とこれを読んで思った人がもしいたら(以前の問題で、そんな人はこんな最後の一行まで読んでないとは思いますが)一番近くの自然の森林に行ってその気持ちよさを思い出してみるといいと思います。

何かがおかしい。今必要なのは、丁寧に生きること、原点回帰。少なくともそれに気づいている人たちは今、たくさんいます。


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ありがとう!

こんばんは。
この問題、核の問題と同じで命に直結するので深刻です。
モンサントのやり方は倫理に反しており、到底許せるものではありませんが、ロビーの力/お金の力が強くて、本来は規制しなければならない事が疎かにされています。
動画のご紹介ありがとうございました。

No Title

勇気のある記事、感動!!!

Re: ありがとう!

★yokoblueplanet さん
こんにちは!

私も、ネットでGMO作物関係を拡散してくださっている方がいて見つけたので、少しでもアルゼンチンを知っている方たちが読んでくれる機会があるかもと思いのせました。今日も、日本で遺伝子組み換えの無花粉スギが開発されたことがニュースになってましたが、私は基本的には、遺伝子組み換えの技術自体はもしかすると、素晴らしいものなのかもしれないと思っています。

yokoさんがおっしゃるとおり、倫理に反するモンサントのやり方自体が問題なのですよね。アルゼンチンでも、GMO種子を売る会社はモンサントのほかにも多くあるはずで(先日、モンサントの建設予定だった種子工場が国民の反対により却下されました)、それらについて調べると共に、私は最近、核もそうですが、これらモンサントなどの問題から、お金の力が世界中を支配しているのは何故か、どうしてこんな風になっているのか、これからどうなっていくのか、などの根本的なことのほうがそもそも問題なのだと思うようになりました。もっと言えば、人間は自分たちの首を自分たち自身で閉めて人類の命を縮めているだけであり、宇宙&地球側からしてみれば、どーでもいい、「なんかちっこいのがバカやってんよ」くらいのことだと思っています。

何かまた見つけたら載せていきたいと思います!

Re: No Title

★Kayonちゃん
かな?ありがとう!!
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とんちゃん

Author:とんちゃん
横浜生まれの千葉県育ち純日本人。2000〜2009年UKで暮らし、ある日北欧に呼ばれ旅したところ何故か南米人と出会う。ひらめきと風にまかせ第2の故郷スコットランドを後にし、2009年10月よりブエノスアイレスへ。縁あって住むことになったアルゼンチンを自分自身もっと知るためにも、誰かに伝えたい何か、毎日の出来事を書いています。時々ほったらかしのブログを継続して使っているので、初期の記事はスコットランドにいたときのもの。ブログの良いところはいろんなネットワークが広がること。いつも好奇心いっぱい、楽しいことと面白い出会いが好きです。どうぞよろしく!

気づけば2014年7月より家族でノマド生活中。現在サンタフェ、アルゼンチン。

保安:
うちの彼。アルゼンチン人。コンピュータギークのエンジニア。出会った時は学生、今はいわゆるデジタルノマド。

セサミもん:
うちの猫。2008年5月生まれのスコットランドにゃん。

ネナたん:
うちの長女。2013年12月5日ブエノス生まれの地球人。ネナ(スペイン語でちっちゃい女の子)たん、とはお腹にいた時の愛称。



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