CHOCO★BLOGG 夏のワンコのむごいお話

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夏のワンコのむごいお話

肌寒い日(昨日とか)も増えてきたサンタフェですが、これは真夏の1月に起きた話です。

当時、13歳の老犬、ワンコのダコタを預かっていました。

dakota.jpg

白髪がもっさりすぎてもう誰にもアメリカンコッカーだと気づいてもらえない風貌。近いうち、「色は黒です、いや、黒でした(過去形)」となること必至。おじいさんだけれど、まだまだ元気なんですよ。

性格も穏やかでフレンドリー、明るく天然ボケで楽しいワンコ。ある夜、家の中でダコタの前足を2本とって一緒に踊っていたところ、床に血がついていました。あれーどうしたかな?ダコタは、お尻の周りに腫瘍があるのですが、年齢のせいもあって、手術をすることで逆にリスクが増えてしまうため、ついたままにしてあります。庭を元気に走り回っているうちに、どうもその腫瘍がやぶれたみたい。とりあえず様子を見よう、ということで、翌朝。

↓↓お食事中の方や、グロいのがダメな方は以下ご注意ください。↓↓

まだ寝ているダコタのお尻(腫瘍)をどれどれ、と見ていると、切り口が大きくなってえぐれており、血(体液)がまだ出てた。よくよく見てみると、ボコボコと細かい細胞のある腫瘍が動いている。腫瘍って動くものなのね、などと納得しそうになったが、どうもおかしい。さらに近づいてよく見てみると、腫瘍と赤い体液の合間になんか白いものが見え隠れしている…

まさか…

ひょっとして…

頭の中に浮かんだそのまさか、をさっそくネットで調べると、そんなバカなことが世の中では起きるらしい。戦争で負傷した兵士の傷によく、○○が食って治りが早まるとかいう話は聞いたことがあったが、本や映画の話だけかと思っていた。割と普通に、ワンコにも食うらしいのだ。しかも、衰弱した犬とかだと、腫瘍部分だけでなく、体のあちこちに穴が開いて生きたまま食われるなどというひどい状態に陥ることもあるらしく…

こりゃ大変だ!!でも日曜日だどうしよう!!獣医は閉まっている…

気持ち悪いけど、ダコタが食われているのを目の当たりにすると、いてもたってもいられませんでした。しかも、本犬は何も気づいておらず、これと言った変化もなく、いつも通り幸せそう。このバカ犬っぷりを見ていると余計どうにかせねばと思います。

しかたない!とれるだけとってみよう!!

保安官が、庭の地面にダコタを仰向けに押さえつけて準備完了。私は、家にあった医療用の手袋をはめ、割り箸的なもの、ピンセット、焼き鳥の串などを握り締め、勇気を振り絞りました!今思えば、私が相当バカなのですが、白いものはきっと10つくらい取り出せば終わりかな、なんて甘いことを思っていたのですが、腫瘍にある細胞のボコボコかと思っていた凹凸、なんと奥までギッシリとつまった白い方たちだったのです…ぎゃああああああああ。とかいまさら言っておられません。人間、いざ、この恐ろしい光景と愛犬を前にすると、無我夢中になり、不思議と逃げ出さずに果敢にも立ち向かえるのです。もはやピンセットもかなぐり捨てて、腫瘍に手袋をした指をつっこんで、ひたすらとりました。まるで毛抜きで毛を抜くような感覚で、ええ。ひたすら。うじ虫を。とってはとっては、バケツに張った水に入れました。少なくとも200匹はいました。涙

月曜日になり、獣医へ連れて行くと、専用の銀色のスプレーを腫瘍にかけ、うじ虫を殺してから

「夏はね、頻繁に起きるのよね、かわいそうね。でも結構とったあとね、もうだいたいいないわ。結構育っているのもあるわね。これが、生後7日ほどので、こっちが3日くらいね。」

などと話しながら、顔色ひとつ変えず、男らしく(先生は女性)

素手で

ピンセットを操りながら、ウジウジさんたちをダコタのお尻から取り除く獣医さん。さすがだ。プロだ。尊敬しました。先生、神様、仏様ありがとうございます!

「でも、だいたい匂いですぐ気づくものなんだけどね、どうしてすぐわからなかったのかしら?」

とおっしゃる獣医さん。

なぜかと申しますと、ダコタ、加齢臭でいつも臭いんですわ…耳がたれているので、耳の内部も炎症を起こしていてそれが特に臭い。しょっちゅうシャンプーしていてもすぐに臭い。蛆に食われている=腐って(膿んで)いる場所がある、ということなので、それゆえに食われるわけであり、そのため匂いですぐわかるらしいのですが、ダコタは普段から腐っていたため気づかなかったわけです。ははは。。。

その後、耳の炎症の方にも蛆が食ってしまい、スプレーをかけては取り除く作業が数日続きました。ワンコ(特に老犬)にハエのお子様たちがわくということも知らなかったし、それが夏の田舎では、割と普通にあるということも知らなかった無知な都会暮らしのひよっこども。我ながら経験値低い。そしていくら気持ち悪いグロテスクな光景が目の前にあっても、愛するもののためならなんでもできるということを身を持って知りました。世の中、知らないことがまだまだ山盛りです。

でも、あまりにもグロい、目のパキっと覚めるような経験で、我に返ると、脳内に焼きついた光景がトラウマになり、2日ほどまともにご飯を食べたり眠ったりできませんでしたがね。全然立ち向かえていませんね。それでもなお、蛆がダコタを食っている様子を見ると、やっぱりピンセットを持って立ち向かってしまうのです。人間って結構勇敢な生き物。

ダコタはその後、保安ママの都市部のアパートに戻りました。キンタのある田舎では、どうしても、ハエが寄ってきてしまうため、簡単に再発してしまうからです。

なんでこの話を思い出したかというと、先日カンポに行った時に、同じ症状の犬を見たから。

IMG_2140.jpg

このワンコも、お尻の腫瘍がやられていました。しっぽは食われてもうなくなっていた。農場での犬の生活は、都市で大切に過保護にされている犬よりずっと過酷。ハエはどんどんたかって、日々このワンコの体を蝕んでいきます。同じお薬、銀色のスプレーをかけてもらっていましたが、ちょうどなめてしまう場所にあるため、長持ちしない。他は全部健康で、体は元気でしたが、肛門の機能がすでに食べられてしまっていて、うんちを調節することがもうできないようで、お尻から半分うんちを出した状態で歩いていました。次にカンポに行くときは、もしかしてもういないかもな…

農場で周りの人に話したら、牛や馬、他の動物でも特に夏はよく起きる出来事なんだそうです。でも獣医さんも言っていました、気持ちが悪いだけでなく、生きながらにして食べられている動物がとてもかわいそうで、何度見ても慣れるものじゃないと。

でも、ハエの方だって必死なわけで。腐った匂いをかぎつけては卵を産みつけ、子孫をできるだけ残そうとするのがハエの生きる道なんだろうし。

自然の世界は美しく、しかし酷い。腫瘍を蛆が食べてくれるってもしかしていいことなの?バランスがとれているのかしら?自然があって、生き物が生きているということ、老いるということ、老いた動物の面倒を見るということ…なんだか色々なことを考えさせられたこの夏の出来事でした。


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プロフィール

とんちゃん

Author:とんちゃん
横浜生まれの千葉県育ち純日本人。2000〜2009年UKで暮らし、ある日北欧に呼ばれ旅したところ何故か南米人と出会う。ひらめきと風にまかせ第2の故郷スコットランドを後にし、2009年10月よりブエノスアイレスへ。縁あって住むことになったアルゼンチンを自分自身もっと知るためにも、誰かに伝えたい何か、毎日の出来事を書いています。時々ほったらかしのブログを継続して使っているので、初期の記事はスコットランドにいたときのもの。ブログの良いところはいろんなネットワークが広がること。いつも好奇心いっぱい、楽しいことと面白い出会いが好きです。どうぞよろしく!

気づけば2014年7月より家族でノマド生活中。現在サンタフェ、アルゼンチン。

保安:
うちの彼。アルゼンチン人。コンピュータギークのエンジニア。出会った時は学生、今はいわゆるデジタルノマド。

セサミもん:
うちの猫。2008年5月生まれのスコットランドにゃん。

ネナたん:
うちの長女。2013年12月5日ブエノス生まれの地球人。ネナ(スペイン語でちっちゃい女の子)たん、とはお腹にいた時の愛称。



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