CHOCO★BLOGG お魚シリーズ:お魚じゃないけど、アルメハでクラムチャウダー

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お魚シリーズ:お魚じゃないけど、アルメハでクラムチャウダー

引き続き、お魚シリーズです。今日はお魚…ではないですが、貝。almejas(アルメハ)という名前ですが、それって単に「二枚貝」くらいの軽い気持ちな名前みたいです。別にalmejasで調べてもどんぴしゃのはでてこず、色んな二枚貝が出てきただけでしたので…

そこで家のアルゼンチン人に聞いてみれば、「クラムのことでしょう」と。Clamというのもまた、英語で二枚貝の総称ですから、まぁ2枚殻がついていれば、外国では何でも「貝」と名前がついていて食べられるということくらいがはっきりしてればいーっていう適当な感じなんでしょうか。

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何に一番近い感じがするかというとハマグリですが、ハマグリみたいに別に美味しくはありません。初めて食べたのは、中華料理の食べ放題の店でしたが、なんか砂がじゃりじゃりして、大きさの見た目どおり(デカイのです、幅6センチ、厚み3.5センチくらい)大味で特に「味」もせず、「あんまり美味しくないね」との感想を持った覚えが。

それから何度か食べる機会に恵まれましたが、いつも砂がジャリジャリとして、おそらく砂だしがしずらい種類なのではないかという印象です。

それでも、今回買ってきたのにはわけがありまして。

今、前々から読みたかった檀一雄さんの、「檀流クッキング」という名作料理エッセイ本を読んでいるのですが、そこに、いかにも美味しそうな、クラムチャウダーのレシピが出てくるのですね。絶対面白いと思って日本から携えてきたのですが、やっぱりめちゃくちゃ面白い!クラムチャウダー以外にも、もちろん、全部で92種の美味しそうな料理のレシピが載っているのですが、その料理のやり方や、姿勢、文体などすべてが共感できるというか、ニヤリとしてしまうアレなのです。

檀流クッキング (中公文庫BIBLIO)

例えば、鶏の白蒸し、では「たっぷりの酒とはどのくらいの量かと聞かれそうだが、私ははかったことはない。大まかに、鶏にあびせかけて終わりである。」なんて書いてあります。フフフ。そんなわけで、エッセイとしてでなく、料理のレシピ本として読む向きには、ある程度料理の出来る人でないとダメかもしれません。「…のならわしである。」といった言い回しなども、とても味があって大好きです。

檀一雄さんといえば、太宰治と親友であり、遺作となった「火宅の人」、そして檀ふみさんのお父さんとしてなどで有名ですが、それ以外にも、文檀随一の名コックとしても有名なそうで、世界を旅しながら色々なところで買出しをし、料理をし、美味しいものを食べした、憧れすぎる人生を送った人。太宰と親友だったというだけでもうすでに、どう考えても性格もいい人だったに違いありません。既に亡くなられた方ですが、今もご健在ならば、何か姑息な手を使って、檀さん料理のパーティにもぐりこみ、友達になりたいタイプです。

この人は、他にもたくさん料理本を書いているので、どれも読んでみたいのですが、こういうとき、すぐに他の本が買えないのが、海外暮らし、しかも荷物を送っても届くとは限らないアルゼンチン暮らしの難点です。

さて、その「檀流クッキング」の中でも、とりわけ、丁寧な作り方が書いてある、「クラムチャウダー」。彼は2つの本に、このレシピを残しているそうです。それも、彼の子供たちの一番のおきにいりのレシピだったからのようで、おそらくそれもあって、何度も作ったことから、レシピも他と比べ、手順を踏まえたものになっているのかもしれません。

このクラムチャウダーを作るのには、やはりあの貝を使うしかないな!と思って買ってきたわけであります。

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しばらく、形ばかり、暗いところにおいて砂だしをしました。

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時々、ピュー!と水を噴く貝に、今回ばかりはセサミもんも、生き物だとわかるようで目が釘付け。実際、生きている姿を見ていると、私もどうも、「これを食べるなんて…」と愛着がわいてきてしまいます。イカンイカン。

今回は、檀さんのレシピをすっかり踏襲することにしました。

アサリ…じゃなくて、アルメハを鍋にコップ3杯ばかりの水を沸騰させたところに放り込み、貝が殻を開いたとたん、火を止める。

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そして殻から外すと、こんなちょぼっと。1キロ(11個で1キロ)買ってきたのですが、重さはほとんど貝殻の重さでした。とにかく、こいつは、砂がなかなか取りきれない貝なので、むきみをゆで汁のなかでひっくり返して中まで丁寧に洗ったあと、それでも身は大きいので、細かめに切りました。

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あとは、ベーコン3,4枚(分くらいか多目)、玉ねぎ半分くらい(ちょっと多目)みじん切り

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パセリみじん切り、トマト皮を向いて角切りしたものを、バターとサラダ油で炒め、その上にメリケン粉を大匙2ほど追加していため、先ほどの貝をゆでた汁を、砂やオリなどが入らないように鍋に入れてそのルーをときます。それを牛乳でのばし、ポタージュ状にしてふつふつさせる。塩で味付け。

別口でじゃがいもの角切りをゆでたもの、セロリを薄切りしたもの、そしてタイムを加えて沸騰してきたら、先ほどの貝を入れてできあがり。

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天国の檀さん、ごちそうさまでした!

檀一雄さんが、子供たちの喜ぶ顔を思い浮かべながら料理をし、食卓を楽しく囲む姿がなんとなく思い浮かぶようでした。

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とても美味しくできました。私も保安官も、お代わりして食べましたが、やはり、このアルメハという貝は、出汁があまりでないなー。これ、日本のアサリで作ったら、旨みがこれでもか!というくらい出るでしょう。全然美味しくできると思います。この貝やっぱりそんなに美味しくありません。でもまぁ、丸ごと食べるよりは、クラムチャウダーのような料理にする方がいいと思います。あと、砂をキレイに落としたので、それはクリアできてたのが安堵。

何よりも、檀一雄さんの料理が作ってみたい!という思いと、最近の魚ブームが一致して、とりあえずやってみた。ということで、気が済んだのが一番ですわ。

檀一雄レシピに関しては、この本のすべてを「檀流クッキング完全再現」として、ぷちぐるというサイトのオイさんが、丁寧に全部ウェブにあげているというすごすぎるサイトがあります。

檀流クッキング完全再現

もちろん、上のクラムチャウダーも詳しくこちらに載っています。元のぷちぐるもプロ?素晴らしすぎるサイトで、すごいだけでなく面白く、私はいつも何かとお世話になっています。

今日ネットで調べたら、檀レシピは、どうも、人に、作ってみたいと思わせる魅力に包まれているようで、再現している人をたくさんみかけました。

おっさんひとり飯

ここのブログもとても面白かったです!料理物は、いえ、料理物に限らず、文章はやはり紙で読みたい、まだまだアナログな私ですが、しばらくこのブログにははまりそうです。


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No Title

とんちゃん、ひさしぶり~。最近ブログ復活してくれたんで、私の楽しみができたよ♪
でもここにくる度に「とんちゃんのご飯食べたいっ」とお腹が空いてくる(笑)
『おっさんひとり飯』、今ふらっといったら1時間も長居してたw。料理だけでなく書いてある文章とか周りの何気ない登場人物、ほっこり温かい気持ちにさせてくれる。このブログ、私もはまりそうっ。

Re: No Title

★Caorin
久しぶり~!元気!?ブログ楽しみにしていてくれてありがとう!
冬で寒いので、テンション下がりがちなので、ブログくらいちゃんとやらなくちゃ!と思って最近。そしてやっぱりやっていたほうが、元気に過ごせる感じだよ。

おっさんひとり飯、面白いよね。プロのもの書きの方みたいだね。お料理がまた美味しそうで、そんでもってああいう、のんべえ食大好きだから、私も毎日ちょっとずつ楽しみに読もう~って感じでさっきも読んできたよ(笑

またおいしいご飯のせるね!
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Author:とんちゃん
横浜生まれの千葉県育ち純日本人。2000〜2009年UKで暮らし、ある日北欧に呼ばれ旅したところ何故か南米人と出会う。ひらめきと風にまかせ第2の故郷スコットランドを後にし、2009年10月よりブエノスアイレスへ。縁あって住むことになったアルゼンチンを自分自身もっと知るためにも、誰かに伝えたい何か、毎日の出来事を書いています。時々ほったらかしのブログを継続して使っているので、初期の記事はスコットランドにいたときのもの。ブログの良いところはいろんなネットワークが広がること。いつも好奇心いっぱい、楽しいことと面白い出会いが好きです。どうぞよろしく!

気づけば2014年7月より家族でノマド生活中。現在サンタフェ、アルゼンチン。

保安:
うちの彼。アルゼンチン人。コンピュータギークのエンジニア。出会った時は学生、今はいわゆるデジタルノマド。

セサミもん:
うちの猫。2008年5月生まれのスコットランドにゃん。

ネナたん:
うちの長女。2013年12月5日ブエノス生まれの地球人。ネナ(スペイン語でちっちゃい女の子)たん、とはお腹にいた時の愛称。



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