CHOCO★BLOGG ポルテーニョ と ポルテニャーダ

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ポルテーニョ と ポルテニャーダ

今まで、イギリスの仙台みたいなところで長年、のほほんと暮らしてきた私にとって、都会ブエノス暮らしで以外とやっかいなのが、同郷、日本人との出会い。グラスゴーは都市だけれど、そんなにたくさん日本人がいるわけではなく、その少ない、日本人の仲間たちは、何かあれば助け合い、一緒に冗談を言ったり、海外暮らしのうさを晴らしたり、結局のところ最終的に、一番頼りになるのは、やはり日本人の仲間…という感じだった。

ブエノスに引っ越すことが決まってから、精神的にも肉体的にも多忙で、辛かった最後の日々も、心から助けてくれたのは、みんな日本人の友だちだった。

ここに来てからは、特に日本人の友だちを作ることにこだわってはいなく、今も学校でつるんでいる友だちは、みな日本人ではないし、もともと英語が話せるので、外国人の友だちを作るのは苦じゃ、全然ない。でも、日本人の友だちも欲しいなぁと思うし、とりあえず日本人を見かけたら、話しかけるのは、普通…じゃないかな、海外暮らしをしていたら。

10日くらい前、学校の外で話しかけた日本人の人、今日もいた。あっ、どうも~とまた挨拶して、今日はお互いの自己紹介みたいなものもかねて、少し時間をかけて会話。

「ブエノスに来てどのくらいなんですか?」

みたいな質問からはじまって、

「なんでブエノスにいるんでしたっけ?」

と聞かれたので、普通に

「あ、彼氏がここに住んでいるんで、それで…」

といったら、

「え?」

「ああ、ボーイフレンドがここの人なんです」

「はぁ。」

最初は、自分の日本語能力が落ちてきて、意味が通じてないのかと思ったw

「いやだから、彼氏が、アルゼンチン人なんです!それで(彼が)ココに住んでるの!だから!」

と地面を指差して、ジェスチャー付きで話す。これで、さすがにわかるでしょう。

それでも、

「はあ。それで?理由は?」

(So what?and what else?)

くらいのノリでいわれちゃったんで、

「え、ていうかこれまでは私も彼も世界の違う都市に住んでいて、いや、やっぱり
付き合っているから2人は一緒になったほうがいいわけで…」

となんだかしどろもどろの説明になる。なんでよw

っていうか、彼氏がいる、だけで、れっきとした理由にならないわけ!?

「ま、それでとりあえずスペイン語を勉強しているわけです」

「へぇ、それだけですか?」

それだけじゃ悪いのかよ。

「じゃあスペイン語の勉強と、あとは家事的なことをやってるだけ、ってことですね」

むっ。

「あなたは何をやってるんですか?」

「○○○(有名企業)関連で、本を作成してます。」

へ~あ~すごいですね~ そりゃよかったですね~

なんか「へ~なんの肩書きもない上に、特に理由もなく、いい歳ぶっこいて、
アルゼンチン人の男にだまされて、こんなところまで飛んできたわけですか」

みたいに馬鹿にされた感じがすごいしたので、

(ここまで来るのに、どんだけの苦労をして、どんだけのストーリーがあったと思ってんだ!
だてに歳くってねぇぞ、このワカゾウ)

「けど日本から直接きたわけじゃなくて、スコットランドに10年ほど住んでました…」

と、とりあえず過去の経歴を言う。

「あ、こないだいた日本人の人も、なんかもとはフランスにいたらしいですね、
彼がアルゼンチン人だっていうし、なんか境遇が似てる感じがした。」

といったら、

「あぁ、でも彼女は、”アーティスト”らしいし、日本語の教師もしてるみたいですよ」

なんなのコイツ

いや別にいいんだけどさ

そりゃ確かに何もしてませんよ

アーティストでもライターでもなくてすみませんねぇ

もはやこの時点で、こっちも戦闘モード。
売られたケンカは買うw っていうか、相手がそうくるならこっちもこういく

(とはいえ、一応大人な対応はしてましたよ、別にあからさまにイラついてたわけじゃない)

それから、

「いや~(アンタみたいなのには)スペイン語もしゃべれないし、仕事もないでしょうね~」

「ブエノスアイレス何かときついですよ~」

「場所と時間によっては危ないし」

エトセトラと、嫌味の応酬。

つうか、2年かそこらしかいないくせに、ものすごい先輩ヅラ様。
だいたいからして、海外に住んでて、ちょっと自分がその街に長くいるからって、同じ日本人にえらそうな態度とるのって、一番いやなタイプ。でも、自分も大人だから、そういうタイプの人には、後輩ヅラしておく。世間の常識。

っていうかさぁ。私、なんか怒らせるようなことしたんだろうか?いや全然してない。

とにかくまぁ、一部始終そんなような感じで、話は終了。そばで待っていたケンジと
ダニエルに、即効チクる。

「ちょっとなんかすごいやな感じだったんだよねぇ、あれ何だったんだろう。
日本人同士って、たまになんとなくやなんだよね。ケンジは、日本語しゃべれるけど
日系だから、日本人で日本人じゃないし、日本人じゃないけど日本人、っていう
微妙な感じだから、お得だよね…いいよね…」

というと、ダニエルも

「へぇ、それはやなかんじだったね。もう別に日本人と友だちになんなくてもいいじゃん、
これからも、うちらみたいなクレイジーな仲間を作ればさぁ~笑」

と慰めてくれ、

ケンジも

「移民の日本人の人たちは、みんな助け合い的でいい人だよ~心配するな!」

と慰めてくれた。

でも意味もなく、ルックダウンされて、むやみやたらに落ち込んだ。

なんか、気のせいか、日本人の人たちが妙に冷たい。

(ような気がする、ほんと気がするだけ、でも私は「インスピレーション」で生きている人間
なのでw たぶん、100%間違ってはない気が…これまた気がする)

というか、競争心を感じる、っていうか、ブエノスにいる日本人の人たちがそういう感じ、っていうのは、風の噂で聞いていた。でも、できるだけ先入観を持たず、自分の目で確認していきたいと思ってた。もちろん、出会った日本人の人の中では、すごいステキな人もいたし、全員がそうなわけじゃない。しかも、自分も、これから「ブエノスの日本人」になっていくわけで、でも自分は絶対、自分だし、そういうステレオタイプな「ブエノスの」日本人にはなってかない。

でも、なんか色々あって、日本人の人たちと知り合うのが怖くなってきてしまった。
新しくこれから出会う日本人の人たちと、会話するのにギクシャクしてしまいそう…

グラスゴーの暖かい日本人の中にいた自分としてはこの向かい風は少しキツイ。
しかも、地球の反対側で暮らしている、同じ国から来た人たち…涙

今日みたいな出来事も、よく考えようとすれば、できる。例えば、

「何もしてないこと」

をポイントアウトされて、馬鹿にされているのだとすれば、
これまでの、ぬるま湯に浸かった的な社会とは違う、

「何かをしないと認められない」

トコロに来たということで、何かをしなくちゃいけない、ってことに葉っぱをかけてくれて、自分を成長させてくれる出来事なのかもしれない。

また、彼に言われたことで、いやだなぁ、と思ったこと、実は自分も他の人にしている(orしていた)ことなのかもしれない。たいてい、いやだナァ、と思うことって言うのは、自分のミラーで、自分にそういう悪いところがあるから、いやだ、って思うんだって。だから、反面教師、っていうか、自分はもうそういうことしないように、っていう神様からのシグナルなのかもしれない。

物事は、なんだって、いい方向に取れる。

それに、何かを「思う」出来事に、たびたび、出会えるってのは、すっごいラッキーなことだと思う。それって、いろんなことを考えるチャンスをくれるし、自分をまた一歩、大きくしてくれる。

まぁ、そうとはいえ、少ししょんぼりしてしまった私。でも、そのあと、すぐ、ケンジとお茶しにいって、色々面白い話をして、明るく楽しく過ごしたので、だいぶんすっきりしたんだけどね。

けど、家について、真っ先に保安に話すのは、今日あったこと。

「ちょっと聞いてよー」

と一連の話をすると、

「そういうときはね~あごが痒いふりをして、こうするんだよ~」

と、

中指であごをさするジェスチャー。あ~ファックユーw

「そうだね、次からそうするわ~」

「なんかねぇ、けど、悲しいかな、ブエノスの日本人、そういう人が多いイメージができちゃった」

と話しながら、そういえば、ロンドンも、東京も、似たようなところがあることを思い出した。

これって、いわゆる、都会の冷たさか!今までグラスゴーに長いこといたから忘れてた。

そして保安官は、話をはじめた。

「うちのお父さんが、ここには2種類のポルテーニョがいるって前、話してたことがある」

(ポルテーニョとは、ブエノスに住む人たちのこと)

「ひとつは、本当にブエノス出身の、ポルテーニョ、あともうひとつは、ブエノス出身じゃない
くせに、自分の街ぶって気取っている、ポルテニャーダ」

「前者のリアルなポルテーニョは、みんな親切だし、フレンドリーでいい人なんだよ。でも、後者のお父さんいわく、ポルテニャーダは、ヤなやつが多い。自分はポルテーニョなふりをして、わかった顔してかっこつけてんだよ」

そんな話をしてたら、そういや、ロンドンでも東京も、カチンとくるいやなやつは、みんな地方出身者だということを思い出した。みんな、自分を大きく見せないと、大都会ではやってけないんだろう。

でも、そういうのって、本当は、人をますます小さく見せてしまう。
ものすごくかっこ悪い。

「もう私、日本人の友達作らないよ…」

と保安に言っていたら、

「いいじゃん、英語話せるんだし、なに人だっていいじゃん。アルゼンチン人の友だちつくりなよ。」

「うん、スペイン語頑張るよ…」

「もう友達はアンタだけだよ…」

「なにいってんだい、ケンジやダニエルはどうなのさ~ 2人ともいい人じゃないか」

確かに。

「あっ、待って。ケンジは、超大都会から来たひとだよ!ワシントンDCの人だよ!」

すると保安は、にやりとして、

「はは~ん。グッドポイント!でもケンジは、DC”出身”の人でしょ。だからいい人なんだよ」

なるほど。この傾向、確かにあたっているかも…

まぁ、同じ日本人だからといって、全員と気が合うわけじゃない。
グラスゴーにいたときだってそうだった。

日本人の全員が全員、悪い人なわけじゃない。
きっといい人だって、たくさんいる。日本人とのステキな出会いだって、きっとある。
今日の人だって、何か悪気があって話をしていたわけじゃないかもしれない。
偶然、私のとり方がそういう風になってしまっただけで、ものすごいカンチガイかもしれない。

でも、別に、日本人をめがけて、友達探ししなくてもいいかな~と
この頃、とみに思う。

それ以前に、友達がどうしても必要!ともあまり思わない。
というより、むだな人脈を作ろう、って若い頃みたいにあまり思わなくなった。

今は、毎日スペイン語の学校に通って、クラスでできた友達と、授業のあとコーヒーを
飲みにいって、色々なおしゃべりをするのが、とっても楽しい。似たもの同士、というのか、
みんな、色々世界の国々を見てきたり、ちょっと変わった経歴のある人たちなので、
そんな話の交換ができて、刺激もあって、でも、のんびりしていて、楽しいだけじゃなくて
充実感がある。

大事なものだけを、大事にしていく生活が、これからの生活な気がする。
きっとたくさんの出会いがあるけれど、過去も、未来も、大切なものや人だけが、
淘汰されて残っていく感じが、今はしている。

例えば、ここのブログの、今日の日記が、狭い世間で、誰かの目にとまって、問題を起こしても、それはそれでいいんじゃないかなぁと思う。ここのブログでは、色々、あったことを思ったように、かいていきたいな。

さて、いつまで続くかねぇw

午後は保安官とスーパーに行って、ティラミスを作って、寿司を作って、ブログをアップデートしたり、なんやかんやしてるうちに、

http://www.guardian.co.uk/science/2009/nov/24/locked-in-syndrome-belgium-research

こんなニュースを読んだ。
23年間も、脳死だと思われ続けていた男性。

壮絶な人生だ。

この人は、それでも生きることに希望を失わず、そして今がある。

なんか、このニュースが、今日の私の「結び」の部分だった。

「生きてく」ってそういうことなんだよね。
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プロフィール

とんちゃん

Author:とんちゃん
横浜生まれの千葉県育ち純日本人。2000〜2009年UKで暮らし、ある日北欧に呼ばれ旅したところ何故か南米人と出会う。ひらめきと風にまかせ第2の故郷スコットランドを後にし、2009年10月よりブエノスアイレスへ。縁あって住むことになったアルゼンチンを自分自身もっと知るためにも、誰かに伝えたい何か、毎日の出来事を書いています。時々ほったらかしのブログを継続して使っているので、初期の記事はスコットランドにいたときのもの。ブログの良いところはいろんなネットワークが広がること。いつも好奇心いっぱい、楽しいことと面白い出会いが好きです。どうぞよろしく!

気づけば2014年7月より家族でノマド生活中。現在サンタフェ、アルゼンチン。

保安:
うちの彼。アルゼンチン人。コンピュータギークのエンジニア。出会った時は学生、今はいわゆるデジタルノマド。

セサミもん:
うちの猫。2008年5月生まれのスコットランドにゃん。

ネナたん:
うちの長女。2013年12月5日ブエノス生まれの地球人。ネナ(スペイン語でちっちゃい女の子)たん、とはお腹にいた時の愛称。



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