CHOCO★BLOGG ブエノスアイレスのマーケット 2

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ブエノスアイレスのマーケット 2

ブエノスのマーケットめぐりがらみで、先日、ちょっと変わったマーケットに行ってきました!

007.jpg

フェデリコ・ラクロセっていうターミナル駅の敷地内…というのか、脇部分のスペースの、ずーっと奥の方にあるマーケット。立地も建ち方も建物自体も怪しさ満点のため(黄色いボディーになんかGとかでっかくかいてあるし)地元の人でも知らない人いるみたいで、この道を帰って来るとき、この写真の左側に車がとまっているあたりで警備していたおまわりさんに、「あの黄色い建物はなんなの?何が売ってるの?値段はどうなの?」とフツーに聞かれました。まぁ何かわからなかったら奥の方まで歩いていく勇気私にもないかも…ぱっと見カルト団体かなにかの基地っぽいしw

で着いた!

010_20110210082959.jpg

これね、カルト団体の基地ってのも当たるとも遠からず、実は

ヒッピーのたまり場なんです!!

っていうのは半分冗談で、オーガニック食品のマーケット。オーガニック、とかエコ、っていう発想が普通に浸透している日本やイギリスと比べると、ブエノスアイレスではまだまだ新しいジャンルなのでどーしてもヒッピーって発想が。そういう自分も、頭はドレッドじゃないし、麻で出来た洋服も着てませんが、マインド的にはヒッピー120%なんですけど♪

「G」ってなんのこっちゃと思ったら、このマーケットの名前のEl GalpónのGなのね。

011_20110210082959.jpg

中はこんな感じ。夏なんでムシムシと暑い倉庫の中、野菜、お肉、手作りの食品、化粧品やワインに健康食品など、様々なものが、個人の製造者の手で直接消費者の手に売られる、という自然な体系がテーマになっているようです。そして他のマーケットと明らかに違うのが、すべての商品がエコロジーに基づいて、農薬やケミカル薬品フリー。有機的に作られた商品なのだそうです。それに伴って値段をあげるということもせず、求めやすい値段に押さえているみたい。

私たちも一通りみて回りましたが、目当てだった八百屋さんには長い列ができていて、その割には鮮度が特にいいというわけではなかったので別に何も買わず。でもたくさん人が並んでいるということは、やっぱりオーガニックというのにこだわって毎週来る人がいるんだろうな。噂では、アルゼンチンのオーガニック野菜のほとんどは、ヨーロッパに輸出されて高く売られているらしい!グラスゴーの友達が、冬(こっちは夏)にアスパラを買ったらアルゼンチン産のオーガニックだったよ!って教えてくれたこともあります。なんでもEUの80%のオーガニック品の輸入先がアルゼンチンなんだとか!

考えても見れば、野菜をそんな遠くまで輸出する力があるほど、第1次的産業が栄えていて流通もある国だってわけなんだよね。豊かな大地と資源のあるアルゼンチンは、自給自足がほぼ出来ている国で、そこが日本と多いに違う点。やっぱりほかのことが、いくら適当だろうが、物事がまわらなかろうが、自国ですべてまかなえてる国の強みを感じます。自ら食料がまかなえるということは、自給自足のできない国に住む日本人みたいに、あくせく勉強ばっかりしなくていいからね。アルゼンチン人が勉強しないっていう意味じゃないよ。こういう国は、世界が危機に陥ったとき強いんだと思う。実際、世界が戦争でめちゃくちゃなとき、その狂った国々に、ひとり食料を輸出してお金もうけて毎晩ワイン片手にステーキ食ってたのはアルゼンチンだからね。ただその裕福さを保てる頭脳やシステムがないんだよね笑

(だからアルゼンチン人がバカっていってるわけじゃないよ)

012.jpg

話それたけど、ここは行ってみる価値のあるマーケットで私もまた行きたいけど、買いたいものは特になかった。友達のワイン好きの55ちゃんに聞いたんだけど、アルゼンチンのワインて、防腐剤が入ってるのが多くて、日本では輸入禁止になってるのも多いんだとか。El Galpónでは、オーガニックのアルゼンチンワインがおいてあったので、食指が動いたのはそれくらいだったかなー。結局買わなかったけれど。

でもまたいきたいなって思う理由は、併設されているカフェがあるから!上の写真のように中でお茶してもいいけど、何しろ暑いので私たちは外のテーブルに座りました。

018_20110210082959.jpg

ご飯も食べれて、ベジタリアンなメニューもたくさんあったよ。チョリソーとかお肉ももちろんあった。私たちが頼んだのは、ちゃんとレモンをしぼっていちから作った、レモネード、ミント入り。めっちゃくちゃすっぱかった!けど自然の味がしておいしかったよ。保安は、玄米からできたパンにはさんだチョリパン(名前のまんま、チョリソーを挟んだパン)私は、一風変わったエンパナダスを2つ頼みました。

三角のは、アセルガ(スイスチャードとかフダンソウと同じもの、ムダにでかい緑の葉野菜)となんと豆腐の入ったエンパナダス!右のちょっと真ん中がすぼまったのは、yamani(ヤマニ、と読むのか、やはりブエノスらしく シャマニと読むのか?)と呼ばれる日本風の茶色い短米、要は玄米?の入ったエンパナダス。こちらもびっくり。お味のほうは…

面白いね。かわってるね。健康的だね。

という感じでしたが、せっかくこういうところ来たんでちょっとブディストな気分で。お値段のほうは、安いです。

カフェで保安と話していたのが、オーガニックな食品や、無農薬野菜に関する姿勢。私は、幼い頃から両親が家庭菜園をやっていたこともあり、出来うる限り無農薬で育てた畑でできた野菜を収穫させてもらったりしているうちに、自然とオーガニックフードに親しんできたこともあり、オーガニックやエコというアイデアに非常に興味がある。田舎暮らしでいつか自給自足を、という目標のあるこれまた両親の影響で、自分で食べるものをまかない、環境にやさしく、というアイデアも身近なところにあります。

ところが、保安は、特にオーガニック、無農薬に関心がないみたい。私のようなアイデアは、北欧や日本のような先進国ならではのものだと彼はいいます。そしてオーガニックがすべてよいわけではない、それには副害もある、たとえば寄生虫だったり虫がついたことで人間に悪影響があったりなど、と。そしてオーガニック食品は、ビジネスとしては手間もかかるしお金にならないと。保安の家族は、アルゼンチンでよくある、ガウチョ(アルゼンチン風カウボーイ)を雇った大型の農場を経営したりしていますが、彼は彼でそういった家族からの影響があるんだと思う。アルゼンチンの農作物のメインの一つに大豆がありますが、たとえば大豆などは多くが、日本ではあえて避けられる遺伝子組み換えで作られたりしている。

最近借りて読んだ本のひとつにおもしろくても理科 (講談社文庫)ってのがあるんだけど、その作者の人が面白いこと言ってた。要約すれば、最近、地球にやさしく、エコだなんだって世界的にブームだけど、「地球に」やさしくなんつって、裏を返せば「人類に」やさしくなんだと。人間は、今のこの人間が住める「豊かな」環境を守ろうとしているだけで、地球という星に「やさしく」しているわけでは厳密にはない。本の中で書かれていた、ビッグバンから数えて、地球の人生(星生?)を1年にたとえて考えると、人類が現在の形になってからの歴史は、大晦日の終わり、新年を迎える前のほんの10分たらず、というのは割と有名な話。そういう規模で考えると、もともと酸素が地球(の生物)にとって毒素だったこともあったし、様々な動物が絶滅したり、氷河期があったりしてきた。ただ、今このときの地球が、人間や他の生物にとって都合のよい環境にあるというだけで、我々が「地球にやさしく」とか「エコロジー」と言ったところで、地球様にとってはホコリみたいな生き物が地上をウロウロしてるだけで、全くカンケーネーちっとも問題にならん。「地球にやさしく」度が足りなくって、人類が全滅したところでこの星の長い歴史にかすり傷が付く程度の足跡が残るだけ。

だからといって、地球にやさしくする考えが悪いわけでは決してなく、せっかく人類が生きていけるようにそこにある、今ある資源を無駄遣いすることはよくない。でもこういうダイナミックな考え方は、いかに自分がちっぽけな存在なのかというのを改めて気づかせてくれ、毎日の色々な考えや悩みみたいなものがなんてことないことに気づき、心がリセットされるので好きなんです。

長くなっちゃいましたが、そんな色々をついつい考えさせられるマーケット。まっ、フツーに楽しいんだけどねっ。ちなみに、ここのマーケットは、マイバッグ持参していかないと、お買い物できません。マイバッグ、エコバック制度はアルゼンチンではまだまだ全くといっていいほど普及してない。のでつい忘れがちなんだけど、次いくときは必ずもってかなくっちゃ!

El Galpón 
(アルゼンチンの独裁的軍事政権時代に逮捕された人や、行方不明になって戻ってきたひとたちのグループが結成した、ASOCIACIÓN MUTUAL SENTIMIENTOという団体の一部なようです。独裁的軍事政権については、映画がらみで前にブログにも私なりにちょっと書いてみたことが
http://www.mutualsentimiento.org.ar

Av.Federico Lacroce 4171
週2回、水曜日と土曜日の朝9時~夕方18時


最後まで読んでくれてありがとう。ランキングに参加中です。
クリックしてもらえると嬉しいな!コメントも、気軽に残してくださると喜びます☆

にほんブログ村 海外生活ブログへ     人気ブログランキング
関連記事

テーマ : オーガニックライフ
ジャンル : グルメ

コメントの投稿

Secret

こんばんは!

なんかアメリカで流行りそうなヒッピー系カフェ?素敵。

オーガニックに対する姿勢、保安さんの言うところも良くわかるんだよね。確かに、日本やアメリカ、EUの人間はオーガニックに力入れすぎてるように見えるけど、これは散々自然を無視して害を与えてきて、今反省しているわけだよね。

アルゼンチンも今はオーガニックの必要性をあまり感じなくても、後々は同じように感じるんじゃないかな?

ラクロッセ!

まさか、ラクロッセの駅近くにそんなものがあったとは・・・。

ラクロッセ駅のほど近くに長く住んでいましたが、全く知りませんでした。
まだまだ知らない面白いことがたくさんあるんでしょうねえ。

ブエノスにも、ベジタリアンな店、わりとありますよね。結局、ファッション的なものなんでしょうけど。僕も、どちらかと言えば、保安氏の意見よりで、argentinizadoしちゃってるんですけど。

ラクロッセだと、カメラ博物館みたいなカフェ El Palacio オススメです。ご存知だったらごめんなさい。

Re: タイトルなし

★B9MOMさん
こんばんは!

あそう?アメリカで流行りそうな感じ?
イギリスでも流行りそうな感じ!

私はアメリカ行ったことがないので想像がつかないんだけど、オーガニックに力入っているんだね。なんかこうもっと大量生産のイメージがあった。アルゼンチンも割とそういうところあるんだけど。なるほど、今まで散々害を与えてきたから反省しているわけだね。それはあるね。

うん、その通り!私もエコロジー、オーガニック、アルゼンチンでも数年のうちにブームが来ると思ってる。ビジネスのチャンスだよ!!笑 

Re: ラクロッセ!

★フジワラーさん
チャカリタにお住まいだったって言ってましたよね?
だから私もこの近くなんだろうなーとは思ってました!
ずいぶん奥まったところにあるから、たとえ道を通り過ぎてもこれじゃわかんないですよね…笑

私も、結構ベジの店が(増えてきたのかな?)あるんだなーって最近発見して意外に思っているところです。この頃ベジタリアンの人にもよく会うし、どうやって生きているの!?笑って。ファッションのようなものなんでしょうか。やっぱり保安の意見は、アルゼンチン風だと思いますか?私も、アルゼンチンの人って、保安みたいな考えのタイプが多いなって思ってました。

カフェ情報ありがとうございました!!知りませんでした。かわいいカフェをもっと発掘したいって思ってます。ブエノス、まだまだ知らないことだらけです。中古レコードやのレコードを片っ端から聴いているけど、全然終らないって感じです。

私の記憶が確かならば

こういうヒッピーぽいオーガニックこそ、オーガニック食品が出回るきっかけとしてそもそもアメリカで始まったものではないかと。アメリカといってもカリフォルニアという独特なところですが。その、はしりのころは、(30年位前?)確かに健康によさそうだけど不味い、という感じだったけど、日本では要するに昔に回帰すればいいと発想を転換した結果、いろいろ食べやすいものがでるようになった気がします。

ブエノスって、ヨーロッパ的なものとアメリカから来るもの、
古いものと新しいもの、いろいろあって楽しそうですね!

Re: 私の記憶が確かならば

★なみきせつこさん
なるほど、こういうオーガニックってアメリカで生まれたんですね!ヒッピーカルチャーってのもアメリカで始まったようなイメージありますけどやっぱりかぶるのかな?日本では、この頃、自然食系の食べ放題の店なんてものも流行ったりしていますよね!!この頃っていっても行ったの4年とか5年前なんで今はどうなのかわかりませんが…(どんどん浦島化してゆきます…

本当ですね!ブエノスって新しいものも古いものも入り乱れていて、そこが楽しいと思います。でも基本的には、80年代を生きているみたいですね(笑 そういうレトロな感じも好きです。
フリーエリア


最近のコメント
カテゴリー
月別アーカイブ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
海外情報
250位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
ラテンアメリカ
4位
アクセスランキングを見る>>
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
フェイスブックページ
いいねを押してもらえると更新情報がタイムラインに流れます。
プロフィール

とんちゃん

Author:とんちゃん
横浜生まれの千葉県育ち純日本人。2000〜2009年UKで暮らし、ある日北欧に呼ばれ旅したところ何故か南米人と出会う。ひらめきと風にまかせ第2の故郷スコットランドを後にし、2009年10月よりブエノスアイレスへ。縁あって住むことになったアルゼンチンを自分自身もっと知るためにも、誰かに伝えたい何か、毎日の出来事を書いています。時々ほったらかしのブログを継続して使っているので、初期の記事はスコットランドにいたときのもの。ブログの良いところはいろんなネットワークが広がること。いつも好奇心いっぱい、楽しいことと面白い出会いが好きです。どうぞよろしく!

気づけば2014年7月より家族でノマド生活中。現在サンタフェ、アルゼンチン。

保安:
うちの彼。アルゼンチン人。コンピュータギークのエンジニア。出会った時は学生、今はいわゆるデジタルノマド。

セサミもん:
うちの猫。2008年5月生まれのスコットランドにゃん。

ネナたん:
うちの長女。2013年12月5日ブエノス生まれの地球人。ネナ(スペイン語でちっちゃい女の子)たん、とはお腹にいた時の愛称。



メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

お茶のお誘い、お仕事、内緒の話など…上から何でもお気軽にメールどうぞ!^ ^ 基本リンクフリーですが、写真や文章など転載希望の方はいずれの利用法でも、ご一報ください。

最近の記事
リンク
blogram投票ボタン

ブログ内検索
RSSフィード
QRコード
qrcode.png
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

フリーエリア
free counters

スポンサーリンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。