CHOCO★BLOGG ただいまブエノスアイレス、そしてアラブ軽食屋さんとの出会い

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ただいまブエノスアイレス、そしてアラブ軽食屋さんとの出会い

15日の夜中、ブエノスアイレスに帰ってきました。帰りはプンタ・デル・エステから、コロニア(同ウルグアイ)まではバス、そこからフェリーの旅で、バス5時間+フェリー1時間で結構大変だった。しかし、セサミもんも、もう慣れたもので、これまでのようにケージに入れられることをいやがることなく、おうちに帰るということがわかっているようかのようでした。長距離バスの、ペットを入れる部屋(荷物を入れるスペースの隣で、ドライバーが仮眠を取る部屋と共同のようでした)に入れられ、道のあまり良くなかったウルグアイの遠路にも耐えてくれました。

うちについた瞬間、ダセーダセーとケージから手が伸び、開けたらすぐに、床に横になって、リラックスモードに入ったので、うちに着いたーってのがすぐわかったみたい。そうじゃなかったら、猫はまず、部屋の点検をはじめるからね。

プンタ・デル・エステについては、後日またゆっくり写真など整理したあとにブログにも書きたいと思います。

帰りの日は、ランチを午後2時ごろ取ったのが何かを食べた最後で、バスが夕方6時45分発だったので、バスが走り出してすぐ、もうおなかが空いてきて。ウルグアイの田舎道を走り続けるバスの車窓からは、何が見えるかというと、広大な平野と、草をはむ牛たち。低い丘と草原、そして広い空の景色はスコットランドととても似ていて、懐かしくなりました。ただ違うのは、時々ぽつぽつと現れる、古城的なものがないことと、羊の代わりに牛がいること!

そしてそんな牛たちを眺めながら、私はなんと、

美味しそう、あの牛1頭でいいから丸焼きにして食べたい!

と心から思ってしまったのです。思ってしまったが最後、理性が働いたときにはときすでに遅し、今まで、友達なんかが、スコットランドの車窓から見える羊の群れを見て、

「ああ~春の子羊は美味しいんだよね、食べたいなぁ~」

と口にするのをきいて、ひどい!あんなにかわいいのに!と文句を言っていた私が。アルゼンチン的肉食人間になってしまったなんて、屈辱的!!牛を見て、カワイイより先にオイシソウと思ってしまうなんて!!

といいつつ、翌日の昼間、まずしたことは結局近所のパリシャ(焼肉屋)に肉をがっつり食べにいったという。やっぱりアルゼンチンの肉は美味しいですわ。言っても、ウルグアイだってアルゼンチンと似たようなもんで、牛美味しいんだけど。

帰ってきた翌日は、まだ冷蔵庫になんもないし、保安の友達と会う約束もあったので、夜も外食になりました。本当は、ペルー料理に行きたかったんだけど、ペルー人たちは、宗教的な人が多いのか、こんなにたくさんペルー料理店、ブエノスアイレスにあるのに、日曜日はどこもことごとく閉まっている!というわけで、第二希望の、アラブ料理に行くことに。対して、アラブ人や中国人たちは働き者、年中無休。

ブエノスアイレスには、世界中からの他の多くの移民たちと同じように、アルメニアやシリアからの移民たちがたくさん住んでいるので、アラブ料理のレストランもたくさんあります。Sarkisというお店が安くて美味しくて大人気で有名ですが、今日は違うところへ行ってみようと、インターネットレストランガイドのGuía Oleoで適当に調べて行きました。

Palermo地区界隈のAvenida Scalabrini Ortiz(道)周辺にはアルメニア料理、アラブ料理店がたくさん建っていて、アラブ人の多く住む地域なのかな?と思います。スカラブリニ・オルティスから2本離れたストリートは、その名もArmeniaっていう名前の道だったりして、関係あるのかな。そういう名前だったから、アルメニア人が集まってきたのか、その逆なのか。きっと何か歴史的な由来があるんだろうけれど。

いくつか候補を挙げて、外から見た感じでよさそうなところに入ろう、ということになりました。

最初に通り過ぎたところは、大きなレストランにもかかわらず、店内はシーンと静まり返っていて誰も客がいない。ここはやめとこう、と次へ向かったところ、角を曲がってたどり着いた店はMía casaという名前のこじんまりとしたお店です。日曜日であり、今はまだブエノスアイレスに住んでいる人たちの多くがバケーションに出ていて街が普段よりはるかにゴーストタウン化している中、歩道にひさしを半分出した下に出された簡単で、数の少ないテーブルは、ほぼ満員のお客さんでにぎわっていました。

ちょうど、食べ終わったお客さんが、「ここどうぞ、もう帰るから」とどいてくれたので、そこに着席。ほどなく、70歳に手が届きそうな、愛想のないおばあさんが店の中から出てきて、拭いたら余計汚くなりそうな台ふきんでテーブルを拭いていきました。そして店内に戻り、3枚とも柄の違うお皿と、種類の違うフォークとナイフを出してきました。メニューが出てくるまでにこれまたしばらく時間がかかりました。

なんだかこのお店では、ゆっくり、ゆっくり、時間が進んでいるようでした。お店は、古い古い建物で、ところどころ壊れているような古い古い床で、そのままタンゴが踊れそうな雰囲気。しばらくすると、おばあさんの旦那さんらしき、これまたお歳をある程度めされた男性が出てきて、オーダーをとりました。オーダーのとり方も、おじいさんの好きなように頼まされた!という感じでした。面白いな~。

メニューの数はとても少なくて、フモス、タブーリにナスの煮たの、ひき肉とシリアルを固めたようなKeppe(kebbe)、mahshiとかドルマとか呼ばれる、ブドウの葉っぱでご飯とひき肉を包んだもの、などなど、全部で8つくらいのシンプルなアラブ料理がありました。アラブの軽食と、ピッセリア(ピザ屋)を兼ねた家庭料理屋さんで、アラブの料理を前菜に、メインには大きなピザを食べているお客さんもたくさんいました。ピザもおいしそうだった!

私たちは、アラブ風エンパナダス、フモス、タブーリ、ケペにドルマを頼みました。フモスと一緒に食べるように、アラブパンももちろん出てきます。それにビール。タブーリとドルマは、すっごく美味しかった!フモスも美味しかったけれど、エンパナダスは微妙。ぶっちゃけ、どれも特別美味しい!っていうスペシャルな料理でもないんです。でもね、ご飯を食べに行くのって美味しいものを食べに行くだけじゃないでしょうっていう感じがするの。

例えば、このお店には猫ちゃんがいました。あまりにも、日本で飼っていた今は亡き猫にそっくりで、思わず、その名の「ちょろ~!」と呼んだら、ジャンプしてひざに乗ってきてごろごろしはじめました。その後もずっと足元をうろうろしていて、とてもフレンドリーでかわいくて。お店のマスコットであることをよくわかっているかのような働きぶり。こういう、素朴で古いけれど、なんだか暖かい老舗には、猫がよく似合う。犬じゃ同じようにはいかない。

そろそろご飯が食べ終わる頃になると、さっきは愛想がないかな?と思った、店のおばさんが出てきて、まるで、みんなのお母さんのように、美味しかったかい!って聞くんだよ。そして、みんなはどこから来たの、と聞いた後、私に、

「あなたは外国人ね。そしてオリエンタルね。私もオリエンタルだわ。一緒だわ。」

って嬉しそうに言うの。きっと、同じ外国人としてここにいることが嬉しくて、共感して、なんだかよくしてくれるのかなと思った。保安のポーランド人のおばあちゃんも、同じようにしてくれる。

その後も、しばらくお話をして、一旦お店に帰って、お客さんに出す前の、大きなお皿にたくさんのった、ドルマ(ブドウの葉っぱでまいたやつ)を出してきて、ほら、食べなさい!ひとつずつ食べなさい、美味しいわよ、って言うんだよね。私たちが頼んでないと思ったみたいで、食べさせたかったみたいで。みんなおなか一杯で遠慮したけど、私はそれでもひとつつまんでいただいた。なんだか、しつこくない、でも暖かい、ちょうどいい距離。

帰るとき、どうもありがとう~と声をかけていくと、おばさんは投げキッスを送ってくれた。後ろを振り返ると、また投げキッス。家庭的なサービスに、とってもほんわかとしました。あの老夫婦と、猫ちゃんと、何十年も前から変わっていなさそうなメニューとお店に会いにいきたい場所がまたひとつ増えました。

そしてこれがまた安いんだ!!3人で、おなか一杯食べてビール飲んで、たったの85ペソ(1800円ほど)でした。全然お金もうかってないと思う。なんだか、「毎日食べていけるだけのお金があって、毎日ちゃんと元気に働ける暮らしがあればいいの」っていう気持ちを勝手ながら感じました。普通なら、もう定年を迎えていてもよさそうなご夫婦。毎日夜の9時から夜中の3時までお店は開いているようです。きっと、母国の美味しい家庭料理を毎日食べに来てくれるお客さん相手の仕事が好きでやっているんだろうなぁ。素敵。

いつまでも元気で、美味しいご飯を食べさせて欲しいです。あの満員のお客さんたちも、きっとそんな気持ちで、おばさんとおじさんと猫ちゃんに会いに来たくて、常連になっているんだろうなぁ、と思う。


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とんちゃん、お帰りなさいv-19

そのお店、S.OrtizからCabreraにちょっと曲がったトコですよね?
私もミロンガの前に時々行きます♪

通りの名前が覚えられない(致命的)

お帰りなさい。

Scalabrini Ortiz、なかなか覚えられないこの通り、私んちから一ブロックの身近なところです。アラブ系の店、多いですね。

迷子になった時に人に道を尋ねられるように、100回唱えて覚えます。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: タイトルなし

★みほさん
どうも、ただいま帰りました~!

そうそう、その通りです。その場所です。みほさんもいかれるんですね~。いつかバッタリお店で会う日が来るかな?わたしも近々また食べに行きたい。

それから別件ですが、もちろん全く問題ないです!報告ありがとうございます。

今年もよろしくお願いしますe-400

Re: 通りの名前が覚えられない(致命的)

★キメラさん
ただいまです!

あはは、確かに覚えにくいですよね。この通りは、わたしの好きな毛糸屋さんがたくさんあるのでそれがなかったら私も覚えてないかもです(笑)。他にも難しい名前の道たくさんある…

キメラさんも、結構ご近所と見ました!今年もどうぞよろしく!

えっと。。。

そのお店、目と鼻の先でした(爆

Re: えっと。。。

★キメラさん
え~!?うらやましい!毎日いけますね。
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プロフィール

とんちゃん

Author:とんちゃん
横浜生まれの千葉県育ち純日本人。2000〜2009年UKで暮らし、ある日北欧に呼ばれ旅したところ何故か南米人と出会う。ひらめきと風にまかせ第2の故郷スコットランドを後にし、2009年10月よりブエノスアイレスへ。縁あって住むことになったアルゼンチンを自分自身もっと知るためにも、誰かに伝えたい何か、毎日の出来事を書いています。時々ほったらかしのブログを継続して使っているので、初期の記事はスコットランドにいたときのもの。ブログの良いところはいろんなネットワークが広がること。いつも好奇心いっぱい、楽しいことと面白い出会いが好きです。どうぞよろしく!

気づけば2014年7月より家族でノマド生活中。現在サンタフェ、アルゼンチン。

保安:
うちの彼。アルゼンチン人。コンピュータギークのエンジニア。出会った時は学生、今はいわゆるデジタルノマド。

セサミもん:
うちの猫。2008年5月生まれのスコットランドにゃん。

ネナたん:
うちの長女。2013年12月5日ブエノス生まれの地球人。ネナ(スペイン語でちっちゃい女の子)たん、とはお腹にいた時の愛称。



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