CHOCO★BLOGG 周りはヘンな人だらけ

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周りはヘンな人だらけ

ブエノスアイレスに移ってきて、早半年が過ぎた。

保安とセサミと一緒の毎日、この街での生活は、今の自分に合っていると思うし、とても気に入っている。ここには、不可能を可能にさせてしまうような、何でもやろうと思えばできてしまうような、不思議な空気があって。アルゼンチン人に「ところで、この国についてどう思う?」って聞かれるとき、「一言で言えば、Nothing is impossible、かな。」っていつも答えてる。不可能なことはない気がして。でも、「everything is possible」とは違うの。そうするとみんな、ああそうかもね、って頷いてくれる。いい意味でも、悪い意味でも、ね。

Buenos Airesって、良い空気、って意味なんだけれど、実際、物理的に言えば、排気ガスにまみれて、大気は汚染されている。一日街を歩いたあと、ウェットティッシュなどで顔を拭こうものなら、たちまち灰色になるくらい。なので、ちっとも良い空気じゃないのだけれど、「何でもできちゃうような、いい空気」なら漂っているのかもしれない。

私がこの都市を好きなことのひとつに、出会う人出会う人に、それぞれのストーリーがあること、ってのがある。よく言えば、人間が個性的で、伸び伸びと生きているような気がすることかな。でも無理して頑張って個性を押し出そう、としているような人はあまりいない。あるがままを生きている。それが好き。まぁぶっちゃけヘンな人が多い。

例えば、スペイン語のクラスでも、イギリスで英語学校に通っていたときとは、まるきり違う、異色で興味深い生き方や考え方をしている人たちにたくさん出会う。これは何故なのかしら?英語は第2言語として学ばれることが多いけれど、スペイン語は第3言語として、の場合が増えるから?英語は今の時代「必須」的な風潮で嫌でも学びに来る人がいても、スペイン語は「できればなおよい」という感じで自主的に来るパターンがほぼすべてだから?

今期の初めてのクラスで、一人一人自己紹介をしているとき、オーストラリア人の男の子が口にしたスペイン語が何故か日本語訛り。一体。。。と教室の反対側で首をかしげている私の方を見て、彼は微笑んで、「ボクは前日本に住んでました」と。すかさず私、挙手、

「質問していいですか!もしかして日本語話せるでしょ?」

「はい、かなり」

(念のため、クラスの中なので会話はすべて、へぼいスペイン語ですw)

かなりどころじゃない!クラスのあと、お話してみると、ハーフの子供なんかよりよっぽど上手な、いや、もうウマイとかヘタとかいうレベルを超えた、ネイティブに限りなく近い完璧な日本語。こんだけ日本語を上手に操る人は、散々日本語を話せる外国人を見て来た私でもはじめて。日本で生まれ育ったならまだしも、なんとその実、

「オーストラリアの学校で日本語を習わなければならず、必須だった」

んだそうで、ますます謎。メルボルンの地域には、たくさんアジア人(主にベトナム人、マレーシア人など)がいるそうで、そのせいなのかしら。

学校で習っただけでこんだけ話せるなんて…でもきっと、小さい頃からやっていると違うのね、と思ったら、大学で1年日本に留学し、その後一度母国に戻り、別の機会にまた今年の1月まで日本で1年間働いていたのだとか!

授業が終わり教室を出るときなど、

「お疲れ様です~」

と完璧な日本語で声をかけてくるスコットは、もはやそれだけで私のツボをポチっと刺激してくれる面白い存在です。何この「おつかれさま」のシュールな響き。

授業で彼と隣になると、ついつい「ねぇあれどういう意味?」などとお互い、日本語で会話してしまうのだけど、今日の授業で、la hormigaっていう新しい単語が出てきたのね。で、日本語⇔スペイン語の日本製の電子辞書を操りながら、単語の意味を調べている彼に

「ね、あれ、antって意味だよね?」

って聞いたら、

「そうそう。そうだよ。これでしょ。」

ってささっと何か書いた自分のノートを指差して。そしたらそこには

「蟻」

って漢字で美しく書いてあった!!目がテン!!!蟻なんて純日本人の私ですら書ける自信なし…思わずスコットの書き方を、なぞって自分のノートに練習。

オーストラリア人にして、蟻なんて難しい漢字まで書けるなんてコイツ。。。

クラスの人たち、みんな面白そうな人たちで、一人日本人の駐在員の方もいるし(これまたとてもいい人!)、みんな友達になりたいんだけど、毎日少しずつという感じでまだ知りきれていない。だいたい語学コースなんて、コースが終わる頃にみんな仲良くなって、名残惜しくなるくらいなもんなんだけど。そんな中、今日は授業が終わった後、イングリッシュのトビーと一緒になったので、彼と別のクラスにいる彼の友達とコーヒーを飲みに行った。トビーは最初の印象が、

この人つまらなそう。たぶん友達にならないな。

(イングリッシュだし…小声)

だったんだけど、これがどっこい!話してみると、なんだか人懐っこくて面白い人。トビーは、奥さんと一緒に、ちょうど私と同じくらいの時期にブエノスアイレスに引っ越してきた人で、仕事をしているのは知っていた。その仕事というのがなんと

「アルゼンチンのクリケットのナショナルチームの監督」

っていうんだから、なんじゃらほい。

何がびっくりだって、まず

アルゼンチンにクリケットのナショナルチームがあるのかい!!

それよりもなによりも、クリケットっていうスポーツ自体がもう謎満点。クリケットって知ってますか?オリンピックのスポーツですらない、イギリスでしか人気ないんじゃないの?っていうか何がしたいの?っていう、不思議なスポーツ!!その実、サッカーについで世界的に競技人口が多いんだとかいうらしいからますます謎!

ウィキペディア クリケット どうぞ

なんとトビーは、5年前までイングランドのプロクリケットチームで活躍していたそうで、その後血迷って銀行でつまらない仕事を5年続けてしまい…ある日、やりたいことができていない、このままではいけない!と思い立って、再びクリケットへの情熱をたぎらせてみたところ、偶然にもアルゼンチンのナショナルチームの監督、という仕事を発見!思い立ったが吉日で、すぐに志願して、みごと獲得、翌日にも銀行に辞表を出し、ホップステップという感じで、ブエノスアイレスにやってきたのだとか。

いやぁ、いまや仕事探しもワールドワイド…

(彼自身も言っていたけど、こんな状況は例えば5年前にはなかったそう)

これまた面白いのが、アルゼンチンのクリケットチーム、選手の名前をみんな英語化して呼び合うのだとか。たとえば、スペイン語でカルロスは、チャールズ、パブロはポール、といった具合に声を掛け合う。トビーにとっては、それってすごい変だそうで。私にとったって変だけれども。イギリスのスポーツだからって、そんななるのかしら。アルゼンチン人同士、英語で名前を呼び合うくらいなもんで、もちろん選手たちは、みんな英語がペラペラ。だからトビーも、英語で監督ができるのだけど、やはりカリスマ性に欠ける上、申し訳なく思い、スペイン語を頑張っているそう。

トビーが、クリケットを通じて友達になったオーストラリア人のマイケルは、最近、match.comみたいなデーティングサイトのアルゼンチン版のバイトをしているらしい。出会いサイトに登録した男になりすまして、女性の登録を増やしてはマージンで設ける、みたいな、怪しい仕事らしい。もうこういう怪しい話は、本当そこらじゅうに転がっている。これもまた聞くのが楽しい。マイケルのクラスには、ロシア人の女性がいて、旦那さんは日本人で、転勤でブエノスアイレスに来ちゃって…っていうなんだかわけのわからない人もいるらしい。

何か、狂ったものを呼び寄せる磁石みたいのがここにはあるのか・・・?ここで出会う人たちは、なんだかやっぱり一味違って面白いよねぇ、なんて話していたら

「いやでも、スコットランドに10年住んでいて、何故か旅にでたスウェーデンでアルゼンチン人に出会って、ブエノスアイレスに引っ越してきちゃった日本人、ってのもあんまりいないよね。」

ってトビー。確かにそうなんだけど。

同じクラスの、もう一人のオーストラリア人、マティルダも、どうしてブエノスアイレスを選んだのかと聞くと

「大学を出て、しばらく仕事をして、CVに書けるようなまともな経験も十分つんだし、どこか違う国にいって、新しい世界を見たかったの。でも、周りのオーストラリア人はみんな、ロンドンに行くのよ。それじゃつまらない。スペイン語がちゃんと話せるようになりたかったし、私はどこかみんなと違うところに行きたかったの!」

これだ!

どこかみんなと違うところ

これだけでもう、すでに変人を呼び寄せてしまう力が、ここの地盤にはあるのかも。選んできた人でも、選ばれてきた人でも、ベクトルが違うだけで、結局は同じことだもの。

人と違うことを、面白くいられる、みんな違ってそれが普通、それがわたしの目に映るブエノスアイレス。刺激的でありながらも、なんだか、とてもホッとするところです。

…ってそういえば、ブログでも、普段の生活と同じように、たくさん、個性的で面白い人たちに出会うな!これだから、人との出会いは、なんにしたって楽しくてやめられないわ。


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「おつかれさまです。」は完全に日本の挨拶ですよね。
凄いなぁ~。漢字まで書けるし。
優秀な方が多いのかな?

色んな楽しいクラスメートに囲まれてシアワセですね。
なんとなく羨ましかったりしてv-346
日本で(近所で)男の人と歩いていたら、
何を噂されるかわからないよ。
全然そういうところは開けてないと思います。
主婦だって、男友達がいてもいいよね?

パイス デ ラス マラビジャス

いい考察ですね!
大学時代、スペイン学科ってだけで、おなじ大学でも 一歩 ひかれていましたしね、アルゼンチンに来るっていうのも、普通の人は来ませんしね。
やっぱりちょっとヘンなんじゃないですか?
(私は自覚あり?)
しかし、自覚があるというのは結構まともな証拠かも?
ふしぎな国へようこそ。

Re: タイトルなし

★ぴよこさん
でしょ~!おつかれさま、ってすごい日本的な挨拶だよね!
これは、他の言語に訳せないものだよなぁ~って思いますもん。
みんな、一生懸命勉強しています。当たり前かもしれないけどちゃんと宿題して、時々、もうわからないよ~やだ!って弱音も吐くけどね(笑

色々なところから、色々な理由があって集まってきたクラスメート、とても面白く、刺激になります。

> 日本で(近所で)男の人と歩いていたら、
> 何を噂されるかわからないよ。
> 全然そういうところは開けてないと思います。
> 主婦だって、男友達がいてもいいよね?

あああっ!!確かに!!そういえばそうでしたね。
なんかいますごい目が覚めた気分…
なんでダメなんだろう?それってとてもヘンだよね。私、たぶん日本にいても、普通に男友達とお茶したりしちゃうだろうな。でも、週末は、保安も交えて、お互いの友達と遊んだりします。保安の方は、女友達いないのだけれどね…大学に第一女性がいないコースなので…汗

主婦だって男友達がいていいと思うよ!性別なくお友達つくっていいじゃないね。色々、一人の時間に楽しい、面白いことがあったほうが、2人の仲もうまくいくと思うな~。

Re: パイス デ ラス マラビジャス

★TOMOKOさん
あはは、スペイン語学科っていうだけでひかれてましたか?私の友達で、日本で日本人だけど、日本語学科で勉強した人とかもいます。なんか違うことやっている人、ってえ、どうして?どんな感じ?って色々興味持って聞きたくなってしまいます。面白くって。

アルゼンチンに普通の人は来ませんか?ほんと、ちょっと一風変わって面白い人が多いですよね。そういう人の歴史とか、考えとか聞くのが私とても好きです。いい勉強になるというか、そこからハッ!とすることを気づかされたり。

てか私自分に関しては、すごい普通より普通な気がしているんですけれど… 自覚がないということでヘンな証拠でしょうか…w いやでも、やっぱり普通だと思う…なのでヘンな人に囲まれて、わ~い面白いこの人たち!って思っちゃうのだと思っているのですが。ヘンな人好きなので。

自覚がない!それは大変だ!本物です。

オーストラリアの日本語

私がオーストラリアに来て最初にびっくりしたのは、
語学学習に熱が入っている事でした。
小学校から義務教育に外国語が入っていますが、
当時はドイツ、フランス、日本語が盛んんでした。
今も公には13語ありますが、先生によるので、
実際に教えている授業は学校によりまちまちのようです。
日本語を教えている先生もちょっと怪しかったですよ。
で生徒は学期毎に別の語学を選びます。
本格的に習うのは高校や大学に入ってからのようですが、
人口に対する日本語学習割合は中国よりも高いそうです。
今の首相は中国語ペラペラでなんと漢字も書きますよ。
私がスペイン語習ってみたいから、留学しちゃおうかな。
念のために授業料は高いですか。

よく言えば、人間が個性的で、伸び伸びと生きているような気がすることかな。でも無理して頑張って個性を押し出そう、としているような人はあまりいない。あるがままを生きている。

そういう空気っていいですね~。
日本だと個性を無理にだそうとしている子いるな。
(それも、若いうちかな?最近周りにはいないかも)
近くにいると疲れてしまって‥悪いことではないんですケドね☆

個性ってだそうとしなくても出るものですからね。
自分に正直に生きていけるって、幸せなことだと思います☆

Re: タイトルなし

★TOMOKOさん
げっ!やばいですか!気をつけます。
ってどのヘンから気をつけたらいいですかね…(笑

Re: オーストラリアの日本語

★takechan0312さん
takechanから、オーストラリアの事情について、聞かせていただけるのを実は楽しみにしていました!コメントありがとうございます!

なるほど、その彼も、小学生のときから勉強していたそうなのですが、やはり小学校から義務教育で外国語があるのですね!すごいですね。でも、実際、彼は上手を越えるくらいに話せているわけで、そういうのが全員ではないかもしれないにせよ、ちゃんと身になっているんですね。

日本語を教えている先生怪しかったですか(笑。実際、日本人のネイティブの先生なのかしら。だとすると、日本語教師としての、日本人の需要もありそうですけれど。彼の小学校では、アジア系が5割を占めていたっていうから、すごい移民の割合なんでしょうけど。

> 人口に対する日本語学習割合は中国よりも高いそうです。

ええっ!それはすごいですね。驚きです。意外。

ブエノスアイレスは、南米中の他国と比べると、スペイン語の授業料は一番高いかもしれないですけど、ドルや日本円、ポンドなどで計算すると、もう英語をアメリカとかイギリスで習うよりは、はるかに安い値段で授業受けられますよ。公立のコースは特にね。ちなみに今の私のコースは、2ヶ月のコースで1日2時間が週4回、日本円にすると、全部で35000円ちょっと、というところです。もしブエノスに来たら、遊んでくださいね~!

Re: タイトルなし

★えみごんさん
そうですよね。私もそう思います。自然で。若いうちは特にそうだけど、あえて、人とちがくありたいと気張ってしまってなんか疲れちゃうパターンあるもんね、ほんと。えみごんさんの言うとおり、模索している状態で悪いことじゃないんでしょうけどね。

ま、自然ていうか…要は天然ってことですね。あはは。

> 個性ってだそうとしなくても出るものですからね。
> 自分に正直に生きていけるって、幸せなことだと思います☆

そうそう、私もそう思います。
そしてそうやって生きていっている人を見ると、素敵だなぁ~私も見習おう~って思います。毎日そんな繰り返しですね。
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プロフィール

とんちゃん

Author:とんちゃん
横浜生まれの千葉県育ち純日本人。2000〜2009年UKで暮らし、ある日北欧に呼ばれ旅したところ何故か南米人と出会う。ひらめきと風にまかせ第2の故郷スコットランドを後にし、2009年10月よりブエノスアイレスへ。縁あって住むことになったアルゼンチンを自分自身もっと知るためにも、誰かに伝えたい何か、毎日の出来事を書いています。時々ほったらかしのブログを継続して使っているので、初期の記事はスコットランドにいたときのもの。ブログの良いところはいろんなネットワークが広がること。いつも好奇心いっぱい、楽しいことと面白い出会いが好きです。どうぞよろしく!

気づけば2014年7月より家族でノマド生活中。現在サンタフェ、アルゼンチン。

保安:
うちの彼。アルゼンチン人。コンピュータギークのエンジニア。出会った時は学生、今はいわゆるデジタルノマド。

セサミもん:
うちの猫。2008年5月生まれのスコットランドにゃん。

ネナたん:
うちの長女。2013年12月5日ブエノス生まれの地球人。ネナ(スペイン語でちっちゃい女の子)たん、とはお腹にいた時の愛称。



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