お魚シリーズ:メロ、サーモン、魚卵
まだまだ、試してみたい種類はあれど、最近はお魚も、リピートすることが増えました。一番よく買うのはやはり、鯛、ヒラメ、チェルニアとか。それでも、市場に行ってもいつも同じお魚がいるわけではなく、「今日はアレ食べたいな~」と思って行っても、漁によっては仕入れのないお魚があったりするわけで。
今週はお魚を買いにいったところ、どこのお店に行っても、ほとんどお魚さんがいなかった!!中華街の魚屋さんたちは、どこも、マルデルプラタからお魚を仕入れているようですが、「今日、みんな漁に出てるよ!」とのこと。どうも、月曜日が祝日のときは、一日ずつずれるようです。お客さんもそれを知っている人が多いのか、どこの店も閑古鳥。
この日は、保安官が、「海鮮丼が食べたい!!」とのことだったので、刺身にできる魚を仕入れに来たのですが…この日入荷した唯一のお魚で、お刺身にできそうな種類は、この人だけでした。

Meroさん!(うろこ&内臓処理後、これで1キロほど、25ペソ)
メロはこのブログでもよくネタに出てくるし、お魚シリーズも、メロのことを書いたのがもとで始まりました。それほど、いついっても市場にほぼ必ずといっていいほどいる魚。よく獲れるんでしょうな~。

日本では獲れないらしいですが、日本名は一応あるそうで、ラプラタメロ。しかし、日本で銀ダラとして売られている「メロ」とは別物(それはアルゼンチンでは、メルルーサ・ネグラと言う名前で売られています、冷凍ものしか見たことないけど)で、英語ではArgentine sea bassというそうです。

これをフィレにして

サーモンと一緒に、どんぶりに…ってああ!そういえば家には丼なんてものはなかったのだった!!普通のちょっと深いお皿に、寿司飯を入れて、きった焼き海苔をのせて、パセリ(笑)の上にわさびを乗っけて、海外暮らし丸出しの代用品だらけの海鮮丼ができました。
感想:すっかり、天然白身魚を味わう生活に慣れてしまった私、最近、チリ養殖サーモンを食べても美味しいと思えなくなってきてしまいました。この養殖の脂臭い感じがどうしても鼻について。なんとなく、薬漬けになっているような風味もするし、色も赤すぎるし。
スコットランドでも、サーモンの養殖は盛んなので、「養殖サーモンは、あまり食べ過ぎてはいけない、年に3回までに押さえるべき」といった情報が、常識くらいの感じで通っていました。なので、チリサーモンだってきっと何かあるよな?と先日調べたところ、年に6回まで、といった情報を発見。
年に3回しか食べるべきでない?養殖サーモンの危険性
養殖鮭についての危険性は前々から話題になっているし、今更の話ではないんだけど、ネットで検索するとたくさんの情報が出てきます。
養殖サケ、ダイオキシンやPCBなどの高い汚染――調査報告
なんかは2004年時の報告なので、これよりも今はずっと改善されているのかもしれませんが…逆に悪くなっているという可能性だってある。けど、魚屋の兄ちゃんが「サーモンは強いから5日くらい(生で)大丈夫」と言ってたのを思い出す内容。抗生物質などで汚染されているから、腐りにくいのではないのか?チリの養殖サーモンは、もとはと言えば日本人がはじめたことのようです。それが地域の社会問題や、水質汚染などいろいろなことにつながっていると聞いたことがありますし、それ関連の本も出ているよう。気になる人は、ネットで調べてみたらいくらでも出てきますが、アジア太平洋資料センターというところが出しているチリ南部におけるサケ・マス養殖に関する調査報告というジャーナル的資料も、興味深かったです。
で、問題のメロの刺身ですが…あんまりおいしくないなぁ。保安官は、美味しいって、完食、さらにお代わりまでしてたけど。メロの刺身は、水っぽくて、硬い。水っぽいお魚なので、よく前はセビチェに使ったけれど、セビチェみたいにすると、水が抜けてコリコリ感が残っていいのかもしれないけど、コリコリっていうより、硬いんだよね。薄造りみたくすればいいのかなぁ。アラは、にんにくと唐辛子でザッといためて、ナンプラーを醤油代わりにタイ風煮こみっぽくしたけど、やっぱり硬くて脂もなくて味がないなぁという印象。前は時々、メロを買っていたけど、他の美味しいお魚に慣れちゃって、舌が肥えてしまったのかもしれない。
しかし!!
この日は、お魚さんが全然いなかった代わりに!!

待ちに待った魚卵が売っていたのだ~~~涙。ちなみに何の卵かはしらん。以前兄ちゃんに聞いても知らないパターンが多かったので、もう聞くことすらやめた。大きな魚を切り身にさばくとき、卵が出てくるとこうしてパックにして売ることがあるらしい、というだけ。たぶんメルルーサとかあの辺のじゃなかろうか?
本当は、菌玉ゆきゑさんとこみたいにからすみを作るのが夢だったんだけど、からすみにするにしてはもりもり太りすぎていびつな魚卵だし(ちなみにこんなボリュームでたったの3腹)、何のたまごかもわからんので

大好きな、魚卵の煮付けにしました!!
太い血管のところとか、とれそうなところだけは血を抜いて(やわやわだったので、ほとんどできなかったけど)、包丁でぶつぶつと切って、醤油、酒(ヒネブラボルス+水で日本酒くらいのアルコール度にしたもの)、砂糖同量ずつくらいの煮汁を煮立たせたところに、ほうりこんで、しょうがたっぷりを追加!一応なんとなく、お花が開いたみたいになったよ。この、魚卵の煮付けは、お袋の味、っていうのか、子供の頃大好きだったメニューで今でも好き。大好物だし、めったに食べられるものではないし、通風になりそうなほどたらふく食べました。
は!魚卵に興奮しすぎて、いつものセサミもんの様子の写真を撮り忘れた…

というわけで、メロのアラ煮が出来たところを

無理やり見せてみた。一応みてるな。
最後まで読んでくれてどうもありがとう。ランキングに参加中です。カチカチっとクリックしていただけるとテンションあがります!コメントも、気軽に残してくださるととても喜びます。

今週はお魚を買いにいったところ、どこのお店に行っても、ほとんどお魚さんがいなかった!!中華街の魚屋さんたちは、どこも、マルデルプラタからお魚を仕入れているようですが、「今日、みんな漁に出てるよ!」とのこと。どうも、月曜日が祝日のときは、一日ずつずれるようです。お客さんもそれを知っている人が多いのか、どこの店も閑古鳥。
この日は、保安官が、「海鮮丼が食べたい!!」とのことだったので、刺身にできる魚を仕入れに来たのですが…この日入荷した唯一のお魚で、お刺身にできそうな種類は、この人だけでした。

Meroさん!(うろこ&内臓処理後、これで1キロほど、25ペソ)
メロはこのブログでもよくネタに出てくるし、お魚シリーズも、メロのことを書いたのがもとで始まりました。それほど、いついっても市場にほぼ必ずといっていいほどいる魚。よく獲れるんでしょうな~。

日本では獲れないらしいですが、日本名は一応あるそうで、ラプラタメロ。しかし、日本で銀ダラとして売られている「メロ」とは別物(それはアルゼンチンでは、メルルーサ・ネグラと言う名前で売られています、冷凍ものしか見たことないけど)で、英語ではArgentine sea bassというそうです。

これをフィレにして

サーモンと一緒に、どんぶりに…ってああ!そういえば家には丼なんてものはなかったのだった!!普通のちょっと深いお皿に、寿司飯を入れて、きった焼き海苔をのせて、パセリ(笑)の上にわさびを乗っけて、海外暮らし丸出しの代用品だらけの海鮮丼ができました。
感想:すっかり、天然白身魚を味わう生活に慣れてしまった私、最近、チリ養殖サーモンを食べても美味しいと思えなくなってきてしまいました。この養殖の脂臭い感じがどうしても鼻について。なんとなく、薬漬けになっているような風味もするし、色も赤すぎるし。
スコットランドでも、サーモンの養殖は盛んなので、「養殖サーモンは、あまり食べ過ぎてはいけない、年に3回までに押さえるべき」といった情報が、常識くらいの感じで通っていました。なので、チリサーモンだってきっと何かあるよな?と先日調べたところ、年に6回まで、といった情報を発見。
年に3回しか食べるべきでない?養殖サーモンの危険性
養殖鮭についての危険性は前々から話題になっているし、今更の話ではないんだけど、ネットで検索するとたくさんの情報が出てきます。
養殖サケ、ダイオキシンやPCBなどの高い汚染――調査報告
なんかは2004年時の報告なので、これよりも今はずっと改善されているのかもしれませんが…逆に悪くなっているという可能性だってある。けど、魚屋の兄ちゃんが「サーモンは強いから5日くらい(生で)大丈夫」と言ってたのを思い出す内容。抗生物質などで汚染されているから、腐りにくいのではないのか?チリの養殖サーモンは、もとはと言えば日本人がはじめたことのようです。それが地域の社会問題や、水質汚染などいろいろなことにつながっていると聞いたことがありますし、それ関連の本も出ているよう。気になる人は、ネットで調べてみたらいくらでも出てきますが、アジア太平洋資料センターというところが出しているチリ南部におけるサケ・マス養殖に関する調査報告というジャーナル的資料も、興味深かったです。
で、問題のメロの刺身ですが…あんまりおいしくないなぁ。保安官は、美味しいって、完食、さらにお代わりまでしてたけど。メロの刺身は、水っぽくて、硬い。水っぽいお魚なので、よく前はセビチェに使ったけれど、セビチェみたいにすると、水が抜けてコリコリ感が残っていいのかもしれないけど、コリコリっていうより、硬いんだよね。薄造りみたくすればいいのかなぁ。アラは、にんにくと唐辛子でザッといためて、ナンプラーを醤油代わりにタイ風煮こみっぽくしたけど、やっぱり硬くて脂もなくて味がないなぁという印象。前は時々、メロを買っていたけど、他の美味しいお魚に慣れちゃって、舌が肥えてしまったのかもしれない。
しかし!!
この日は、お魚さんが全然いなかった代わりに!!

待ちに待った魚卵が売っていたのだ~~~涙。ちなみに何の卵かはしらん。以前兄ちゃんに聞いても知らないパターンが多かったので、もう聞くことすらやめた。大きな魚を切り身にさばくとき、卵が出てくるとこうしてパックにして売ることがあるらしい、というだけ。たぶんメルルーサとかあの辺のじゃなかろうか?
本当は、菌玉ゆきゑさんとこみたいにからすみを作るのが夢だったんだけど、からすみにするにしてはもりもり太りすぎていびつな魚卵だし(ちなみにこんなボリュームでたったの3腹)、何のたまごかもわからんので

大好きな、魚卵の煮付けにしました!!
太い血管のところとか、とれそうなところだけは血を抜いて(やわやわだったので、ほとんどできなかったけど)、包丁でぶつぶつと切って、醤油、酒(ヒネブラボルス+水で日本酒くらいのアルコール度にしたもの)、砂糖同量ずつくらいの煮汁を煮立たせたところに、ほうりこんで、しょうがたっぷりを追加!一応なんとなく、お花が開いたみたいになったよ。この、魚卵の煮付けは、お袋の味、っていうのか、子供の頃大好きだったメニューで今でも好き。大好物だし、めったに食べられるものではないし、通風になりそうなほどたらふく食べました。

は!魚卵に興奮しすぎて、いつものセサミもんの様子の写真を撮り忘れた…

というわけで、メロのアラ煮が出来たところを

無理やり見せてみた。一応みてるな。
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お魚シリーズ:チェルニア
最近では、美味しかったお魚をリピートすることも増えて、新しいのにチャレンジしたいのだけど、なかなか手が回らなかったりして。このチェルニアさんも、料理部で一度使ったのですが、そのあまりの美味しさに、再び、我が家の食卓に登場。

いらっしゃいませ、チェルニアさん。鈴木さんが丸々太ったような、どこからどう見ても、間違いなく美味しそうなお姿をされているのですが、その大きさに長らく躊躇していたお魚でした。
そう、写真で見てもわかるとおり、このお魚、ひとつ問題があるとすれば、何しろ
デカイ!!
ちょうど良さげなサイズを狙って買ってくるのですが、その扱いやすい「良さげ」なサイズでも2キロ以上はあります。市場でみかける、家に持ち帰れるような一番小さいのでも、2~2.5キロ弱ということです。持って帰るのに重いし!最大で、1.5m、45キロにもなるそうです。ひえええ。
こちらでは、Chernia(チェルニア)と呼ばれ、和名はアルゼンチンオオハタというそうですが、ややこしいことに、ハタの仲間ではなく、イシナギ科(なんじゃそれ?)というお魚の種類なんだそうで。…はぁ。ただ面白いのが、英語ではWreckfishとか言うらしく。名前の印象では、なんかゴミみたいな?ガラクタみたいな?壊れた魚なのか?と思ってしまいますが、海底の洞窟や、難破した沈没船(shipwrecks)に好んで住むことから名づけられたそうです。面白いな!!タイタニックにも住んでるかな!!英語の文献では、米国では漁獲量が制限されているとの話がいくつも見られましたが、アルゼンチンではどうなんでしょう?大型スーパーで見たことすらあるので、それほどではないのだと思います。
さて、この人は、さすがにデカイので、お店で内臓を取り出してもらい、うろこを落としてもらってきます。大きなお口で、

「なんか文句あんのか!」
というお顔をされているので、大切に大切に食べることにします。ええ、そりゃあもう大切に。

セサミもんは、冷蔵庫の上で寝てましたけど。

まずは、頭とカマと、部分的に骨を取り出すために落としたアラなどで、煮付け。見た目は怖いですが、
美味しすぎます。
無言で夢中でまさに文字通り骨までしゃぶってしまいました。目の部分とかはもう、こんなにうまいもの久しぶりに食べました。頭に、ゴツイ骨が入っているので、カシラ部分に身は少ないですが、ほっぺたの部分、カマの部分などの身は、嫌味の全くない脂がのってジューシーで、私の大好物、キンメダイの煮付けを越える美味しさ。唇のコラーゲン部分もそりゃもうたまりません。煮汁も大事にご飯にかけて食べました(笑)。
身の方は、2枚おろしにし、骨がついているほうは、切り身にして、

舶来物の、大事な、塩麹様につけます!!

もったいないもったいないと、ケチケチして上手に周りにぬりたくるようにいきわたるように!!
骨がついていないほうの半身は、翌日、お刺身にするために、皮をつけたまま、よく水分をふき取り、キッチンペーパーにつつんでラップでとじた状態でお皿に乗せ、冷蔵庫でねかしておきました。水分さえ気をつければ、シロウトでも、翌日でも(むしろ翌日の方が)上手に美味しくお刺身として食べることが出来ます。一番、私がポイントだと思っているのは、お魚をおろしているときに、できるだけ早く作業をすること!といっても、シロウトなのでそんなに手早くはできません。そこで、頭を落とし、2枚なり3枚なりにおろしている最中に、触れなくていい部分はそのつど冷蔵庫にしまい、本当に必要なときだけまな板に載せるようにしています。
そして、お刺身の大好きな保安官が出張から帰ってきた日に食卓に登場しました!

ほら、どう見ても美味しそうでしょ!コリコリしすぎないくらいに、ちょうどいい歯ごたえがあって、脂がじわっとして、甘くていい匂いがするんです。噛み締めても噛み締めても美味しい。味は全然違うけど、おいしいマグロの刺身の替わりになるレベルのうまさ!!保安官も、「このお魚は一体…!?」ということになっておりました。はは。こんなデカイ魚の半身を、刺身で2人できれいさっぱり平らげました。

そして、塩麹につけたほうは、味をしみこませるために皮に切れ目を入れておいたので、表面割れましたがこんな状態に。

そして瞬く間にこういう姿に。
皮も美味しいし、骨もじゅるーと吸って食べちゃう。これはもう、人それぞれで完全に好みなんだけど、私は色々なお魚を試してきた中で、今のところこのチェルニアが一番好きです。美味しいものや、楽しいことは、どんどん人に広めたい!というのが基本精神の私が、人に教えたくないくらい美味しい(笑)。脂がたっぷり乗っているんだけど、メルルーサネグラ(日本でギンダラもどきとして売っている)や、それこそギンダラみたいに、しつこい脂じゃなくて、身と一体になっているというか、白身ととけあってジューシーでとろけるような脂なのです。だから、肉でも、お魚でも、脂が嫌いな人はダメかも。豚の3枚肉でも、牛肉の脂身でも、脂大好き!上質なものは甘くてとろけるぅ~!というようなのがツボな私みたいな人には、最高のお魚さんです。と、ここまでベタぼめしておいてなんだけど、毎日食べるなら、サバとかがやっぱりいい。たまに食べて、うわぁ~おいしいぃ~
ってのがいい感じ。

というわけで、2.2キロ、すみからすみまで美味しくいただきました。本当は、焼いた後の骨でスープをとりたいくらいだったけど、さすがにそれはみみっちい感じがしたのでやめました。なはは。
ただねー。でかいのがねー!あと高級魚だからね。1キロで45ペソ前後。なのでこれ一尾で100ペソくらい。だから、やっぱりなんか、特別感。頭もデカイので、身にするとそんなにたくさんないし、日本でもこのサイズのお魚で一尾2000円くらいな感覚だと、やっぱり高級魚クラスだよね!いやぁだってホント美味しいもん。また食べたい!!
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いらっしゃいませ、チェルニアさん。鈴木さんが丸々太ったような、どこからどう見ても、間違いなく美味しそうなお姿をされているのですが、その大きさに長らく躊躇していたお魚でした。
そう、写真で見てもわかるとおり、このお魚、ひとつ問題があるとすれば、何しろ
デカイ!!
ちょうど良さげなサイズを狙って買ってくるのですが、その扱いやすい「良さげ」なサイズでも2キロ以上はあります。市場でみかける、家に持ち帰れるような一番小さいのでも、2~2.5キロ弱ということです。持って帰るのに重いし!最大で、1.5m、45キロにもなるそうです。ひえええ。
こちらでは、Chernia(チェルニア)と呼ばれ、和名はアルゼンチンオオハタというそうですが、ややこしいことに、ハタの仲間ではなく、イシナギ科(なんじゃそれ?)というお魚の種類なんだそうで。…はぁ。ただ面白いのが、英語ではWreckfishとか言うらしく。名前の印象では、なんかゴミみたいな?ガラクタみたいな?壊れた魚なのか?と思ってしまいますが、海底の洞窟や、難破した沈没船(shipwrecks)に好んで住むことから名づけられたそうです。面白いな!!タイタニックにも住んでるかな!!英語の文献では、米国では漁獲量が制限されているとの話がいくつも見られましたが、アルゼンチンではどうなんでしょう?大型スーパーで見たことすらあるので、それほどではないのだと思います。
さて、この人は、さすがにデカイので、お店で内臓を取り出してもらい、うろこを落としてもらってきます。大きなお口で、

「なんか文句あんのか!」
というお顔をされているので、大切に大切に食べることにします。ええ、そりゃあもう大切に。

セサミもんは、冷蔵庫の上で寝てましたけど。

まずは、頭とカマと、部分的に骨を取り出すために落としたアラなどで、煮付け。見た目は怖いですが、
美味しすぎます。
無言で夢中でまさに文字通り骨までしゃぶってしまいました。目の部分とかはもう、こんなにうまいもの久しぶりに食べました。頭に、ゴツイ骨が入っているので、カシラ部分に身は少ないですが、ほっぺたの部分、カマの部分などの身は、嫌味の全くない脂がのってジューシーで、私の大好物、キンメダイの煮付けを越える美味しさ。唇のコラーゲン部分もそりゃもうたまりません。煮汁も大事にご飯にかけて食べました(笑)。
身の方は、2枚おろしにし、骨がついているほうは、切り身にして、

舶来物の、大事な、塩麹様につけます!!

もったいないもったいないと、ケチケチして上手に周りにぬりたくるようにいきわたるように!!
骨がついていないほうの半身は、翌日、お刺身にするために、皮をつけたまま、よく水分をふき取り、キッチンペーパーにつつんでラップでとじた状態でお皿に乗せ、冷蔵庫でねかしておきました。水分さえ気をつければ、シロウトでも、翌日でも(むしろ翌日の方が)上手に美味しくお刺身として食べることが出来ます。一番、私がポイントだと思っているのは、お魚をおろしているときに、できるだけ早く作業をすること!といっても、シロウトなのでそんなに手早くはできません。そこで、頭を落とし、2枚なり3枚なりにおろしている最中に、触れなくていい部分はそのつど冷蔵庫にしまい、本当に必要なときだけまな板に載せるようにしています。
そして、お刺身の大好きな保安官が出張から帰ってきた日に食卓に登場しました!

ほら、どう見ても美味しそうでしょ!コリコリしすぎないくらいに、ちょうどいい歯ごたえがあって、脂がじわっとして、甘くていい匂いがするんです。噛み締めても噛み締めても美味しい。味は全然違うけど、おいしいマグロの刺身の替わりになるレベルのうまさ!!保安官も、「このお魚は一体…!?」ということになっておりました。はは。こんなデカイ魚の半身を、刺身で2人できれいさっぱり平らげました。

そして、塩麹につけたほうは、味をしみこませるために皮に切れ目を入れておいたので、表面割れましたがこんな状態に。

そして瞬く間にこういう姿に。
皮も美味しいし、骨もじゅるーと吸って食べちゃう。これはもう、人それぞれで完全に好みなんだけど、私は色々なお魚を試してきた中で、今のところこのチェルニアが一番好きです。美味しいものや、楽しいことは、どんどん人に広めたい!というのが基本精神の私が、人に教えたくないくらい美味しい(笑)。脂がたっぷり乗っているんだけど、メルルーサネグラ(日本でギンダラもどきとして売っている)や、それこそギンダラみたいに、しつこい脂じゃなくて、身と一体になっているというか、白身ととけあってジューシーでとろけるような脂なのです。だから、肉でも、お魚でも、脂が嫌いな人はダメかも。豚の3枚肉でも、牛肉の脂身でも、脂大好き!上質なものは甘くてとろけるぅ~!というようなのがツボな私みたいな人には、最高のお魚さんです。と、ここまでベタぼめしておいてなんだけど、毎日食べるなら、サバとかがやっぱりいい。たまに食べて、うわぁ~おいしいぃ~


というわけで、2.2キロ、すみからすみまで美味しくいただきました。本当は、焼いた後の骨でスープをとりたいくらいだったけど、さすがにそれはみみっちい感じがしたのでやめました。なはは。
ただねー。でかいのがねー!あと高級魚だからね。1キロで45ペソ前後。なのでこれ一尾で100ペソくらい。だから、やっぱりなんか、特別感。頭もデカイので、身にするとそんなにたくさんないし、日本でもこのサイズのお魚で一尾2000円くらいな感覚だと、やっぱり高級魚クラスだよね!いやぁだってホント美味しいもん。また食べたい!!
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お魚シリーズ:カバシャ(サバ)
世界中どこに行ってもいる?お世話になりまくりのサバちゃんです。

アルゼンチンではCaballa(カバシャ)といってお魚屋さんでもよく見かけます。値段も見ての通りとっても安いです、この日はキロ当たり13ペソ(221円)でした。ただ、サバは本当に、鮮度が落ちやすく、お店で見ても、どうみても解凍しかけのだったり、この写真でもそうですが目が充血していたりブヨブヨしていたり、もはやすでに腐っており、途中でもげているのですら売っていることがあり、どうも手が伸びないのでした。この日は、これはギリギリ新鮮!と思えるものが売っていたので、買いました。ちなみに、スコットランドにいたときは、スーパーなど、どこでも、サバのスモークしたものが真空パックになって売っており、脂が乗っていてとても美味しくて、日本でいう干物のようで、よくお世話になってたよ。
そんな愛しのサバちゃん!

悪くなりやすいので、内臓と頭は取ってもらってお持ち帰りしました。特に、この日、何故か暖かかったので。つい最近、数日、なんだか初夏?ってくらい暖かい日があったのです。

セサミもんも伸びるほど。
ちなみに、一尾で8ペソくらいだったかな?サバは、美味しくて栄養満点なのに、どこに行っても安いね。

まな板が生臭くなりそうなので、買ってきた袋の上に広げてそのまま3枚におろしました。鯖の生き腐れとはよく言ったもので、ああやっぱり、内臓がついていた部分が多少茶色くなって悪くなりかけています。早くなんとかしなくちゃ!自分的に鯖はこれが一番おいしいと思う、普通に一夜干しにしますよ!いや、シメサバも好きなんだけど、そりゃちょっと無理!

鯖を取り出した瞬間から、表情豊かなセサミもん、すっごい「ええっ、何それっ!!」って顔で見てたけど、いつもと違って、頭がないのが気になったのかもしらん。

ネットで調べると、塩1対水6を用意して、よく溶かしたものに、しばらくつけておくのがいいとのことで、その通りに塩水を作り、

できた塩水に浸して、1時間ほど冷蔵庫にしまっておきました。
その後、塩水を洗うとか洗わないとか色々書いてありましたが、私はペーパータオルでふきとるだけにして、愛用の100均の網的なものは、別件で使用中だったので、ペーパータオルの上にしいたままで、冷蔵庫で一晩干しました。本当は、ベランダで一夜干しにしたいんだけどねー。魚干す用の網ほしいな。どちらにしても、うちの今のアパートの外は交通量が多くて、排気ガスもホコリもハンパなくて、干す気には全然ならないんだけど…

まぁまぁいい感じの色に生乾きました。

そして、どう考えても旨い感じに焼きあがり、やはり思ったとおり、うまかった!!脂がのりすぎず、ちょうどいい感じでした。鯖はよく、秋が一番美味しく冬も脂が乗っていて、春から夏にかけて味が落ちる、とか言いますけど、春が近づいてきているから、そこまでたっぷり脂が乗りすぎていない、というようなところなんでしょうか?
これからも、新鮮なサバさんを見かける機会があったら、そのたびに買っておいて、こうして一夜干しにし、冷凍しておこうと思います。そしたらいつでも食べれるもんね
ところで、最近、ブエノスアイレスに、ご夫婦とお腹の赤ちゃんと、猫さん、うさぎさんの大移動で移住していらっしゃったCocoFuruさんのブログ、アルゼンチンLifeが面白く、よくお邪魔しています。毎日たくさん更新されているし、新しい生活が始まって、うきうき、毎日が新鮮で楽しい様子がとてもよく伝わってきて、私もこういう素直な驚きや感動を忘れないようにしよう!となんだか元気になります。何でも、すっかりわかった気分になってしまったら、そういう人も、世の中も、本当につまらないからね!
もし、アルゼンチン移住とかで気になって、検索でうっかりこのような自分の好きなお魚さんの話ばかり書いてあるブログにたどり着いてしまった方々などいらしたら、とても役立つと思うのでぜひ!!
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アルゼンチンではCaballa(カバシャ)といってお魚屋さんでもよく見かけます。値段も見ての通りとっても安いです、この日はキロ当たり13ペソ(221円)でした。ただ、サバは本当に、鮮度が落ちやすく、お店で見ても、どうみても解凍しかけのだったり、この写真でもそうですが目が充血していたりブヨブヨしていたり、もはやすでに腐っており、途中でもげているのですら売っていることがあり、どうも手が伸びないのでした。この日は、これはギリギリ新鮮!と思えるものが売っていたので、買いました。ちなみに、スコットランドにいたときは、スーパーなど、どこでも、サバのスモークしたものが真空パックになって売っており、脂が乗っていてとても美味しくて、日本でいう干物のようで、よくお世話になってたよ。
そんな愛しのサバちゃん!

悪くなりやすいので、内臓と頭は取ってもらってお持ち帰りしました。特に、この日、何故か暖かかったので。つい最近、数日、なんだか初夏?ってくらい暖かい日があったのです。

セサミもんも伸びるほど。
ちなみに、一尾で8ペソくらいだったかな?サバは、美味しくて栄養満点なのに、どこに行っても安いね。

まな板が生臭くなりそうなので、買ってきた袋の上に広げてそのまま3枚におろしました。鯖の生き腐れとはよく言ったもので、ああやっぱり、内臓がついていた部分が多少茶色くなって悪くなりかけています。早くなんとかしなくちゃ!自分的に鯖はこれが一番おいしいと思う、普通に一夜干しにしますよ!いや、シメサバも好きなんだけど、そりゃちょっと無理!

鯖を取り出した瞬間から、表情豊かなセサミもん、すっごい「ええっ、何それっ!!」って顔で見てたけど、いつもと違って、頭がないのが気になったのかもしらん。

ネットで調べると、塩1対水6を用意して、よく溶かしたものに、しばらくつけておくのがいいとのことで、その通りに塩水を作り、

できた塩水に浸して、1時間ほど冷蔵庫にしまっておきました。
その後、塩水を洗うとか洗わないとか色々書いてありましたが、私はペーパータオルでふきとるだけにして、愛用の100均の網的なものは、別件で使用中だったので、ペーパータオルの上にしいたままで、冷蔵庫で一晩干しました。本当は、ベランダで一夜干しにしたいんだけどねー。魚干す用の網ほしいな。どちらにしても、うちの今のアパートの外は交通量が多くて、排気ガスもホコリもハンパなくて、干す気には全然ならないんだけど…

まぁまぁいい感じの色に生乾きました。

そして、どう考えても旨い感じに焼きあがり、やはり思ったとおり、うまかった!!脂がのりすぎず、ちょうどいい感じでした。鯖はよく、秋が一番美味しく冬も脂が乗っていて、春から夏にかけて味が落ちる、とか言いますけど、春が近づいてきているから、そこまでたっぷり脂が乗りすぎていない、というようなところなんでしょうか?
これからも、新鮮なサバさんを見かける機会があったら、そのたびに買っておいて、こうして一夜干しにし、冷凍しておこうと思います。そしたらいつでも食べれるもんね

ところで、最近、ブエノスアイレスに、ご夫婦とお腹の赤ちゃんと、猫さん、うさぎさんの大移動で移住していらっしゃったCocoFuruさんのブログ、アルゼンチンLifeが面白く、よくお邪魔しています。毎日たくさん更新されているし、新しい生活が始まって、うきうき、毎日が新鮮で楽しい様子がとてもよく伝わってきて、私もこういう素直な驚きや感動を忘れないようにしよう!となんだか元気になります。何でも、すっかりわかった気分になってしまったら、そういう人も、世の中も、本当につまらないからね!
もし、アルゼンチン移住とかで気になって、検索でうっかりこのような自分の好きなお魚さんの話ばかり書いてあるブログにたどり着いてしまった方々などいらしたら、とても役立つと思うのでぜひ!!
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お魚シリーズ:メルルーサ
ちょっとお久しぶりのお魚シリーズです!
今日は、かなり普通な感じで、

メルルーサ!!
メルルーサ(Merluza)って、安い白身のお魚で日本でもたくさん流通していて、給食のおかずになったりもするから、聞いたことはたくさんあると思うけど、いつも切り身の姿でいらっしゃるから、お顔あんまりみたことないよね!?にょろーんと長いから、お顔だけアップで…

アルゼンチンのメルルーサちゃん!けっこうかわいいでしょ。アルンゼンチンヘイクとも言うらしいよ、たぶんだけど。なんか、1億年くらい前からいて、以来進化してないような顔してる。日本だと、マズイ!味ナイ!と一蹴されちゃうことが多いような気がするんだけど、値段も安くて美味しいお魚で、そこら辺の大衆食堂みたいなところでもだいたいメニューにある、ブエノスでもメジャーな魚。たくさん獲れるんだろうな。

3枚…?におろしたら、骨がとても変わった形をしてた。肋骨のところが人間みたいに左右に広がってスプーン状になってる。

骨をひっくり返すとこんな感じ。この骨のところが、指を入れると、肉からつるんと気持ちよくはがれる。それが楽しかったのでまた買ってみたいポイントまず1点入った。
メルルーサは、日本で言うとスケソウダラみたいな感じのお魚だけど、やっぱりタラコちゃんが入っていた。まだ小さい申し訳程度のものが。これがぷっくら膨らむ季節が来るのかな。待ちきれないわ。でも、内臓の周りに、アニサキスの疑いがあるぐるぐる巻きがいくつも見られたので、一瞬ひるむ。触っても動かなかったので死んでいるようだ。遠洋漁業とかで(?)冷凍して輸送されたものなのかもしれないね。
購入当日は外食に出かける用事があったので、翌日用にフィレにして、ラップに包み、それをまたビニール袋に入れて下準備しておいた。

翌日取り出したところ。お魚を保存するときには、水分が大敵、水気をよくキッチンペーパーでふき取ってからしまったけれど、もともと水っぽいお魚なので、やはり少し水分が出ていた。
オリーブオイルをしいた上に皮を下にして並べ、にんにくのみじん切り、パセリのみじん切り、塩コショウを上からパラパラとかけ、あ、あとあったのでグリーンオリーブのみじん切りもかけたけど、別になくてもいいかと。そして上からもオリーブオイルをさらーとかけて、オーブンで15~20分くらい焼く。白身でさっぱりとして、身のほぐれもよく非常に食べやすいお魚だけど、脂分が少ないので、オイルなどで補うととても美味しくなる。

焼けた。

メルルーサの下には、玉ねぎのいためたのをしいておいた。付け合せは、フライドポテトと、野菜。う~ん、美味しかったよ!保安官は、「(刺身を除いて)お魚シリーズの中でも一番美味しかったうちのひとつ!」なんだそうだ。アルゼンチン人は、パセリとにんにくのコンビネーション好きだよね。私も好きだけれど。
味がない…と酷評されることも多いけど、淡白な味だからこそ色んな料理に使えるのがメルルーサのいいところ。塩コショウだけ、醤油だけ、とかだと何か物足りないかもしれないけど、ちょっと風味を足すと、こんなに美味しくなるんだ!と思いました。時々、そこらへんの食堂に行くとき頼んだりするけど、今までお店で食べて美味しいなぁ~~としみじみ思ったことがなかったのですが、たぶん焼いただけ、とかよくある冷凍のカチンコチンになった棒みたいなやつだったりしたんだろうな。ちゃんとこうやって丸ごと買ってきて、生で使うとメルルーサも美味しいんだなと思った。
お値段もかなり安い。これはキロ当たり15ペソ(=255円)でした。小さめのを選んだので、1.26キロのもの1尾で18.90。大きいのを買って来て、フィレにして上手に冷凍しておいてもいいかもな。
さてこの日は、いつもついつい買ってしまうピカピカ
ベスゴさんも買ってきたのですが、今度こそ塩焼きにしようと思い、

おかしらつきのまま、味わいを増すがごとく、両面とお腹の中に塩をふり、一晩熟成させるために冷蔵庫に入れる前に、セサミもんに聞いてみましたが

やっぱりいらねーそうです。
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今日は、かなり普通な感じで、

メルルーサ!!
メルルーサ(Merluza)って、安い白身のお魚で日本でもたくさん流通していて、給食のおかずになったりもするから、聞いたことはたくさんあると思うけど、いつも切り身の姿でいらっしゃるから、お顔あんまりみたことないよね!?にょろーんと長いから、お顔だけアップで…

アルゼンチンのメルルーサちゃん!けっこうかわいいでしょ。アルンゼンチンヘイクとも言うらしいよ、たぶんだけど。なんか、1億年くらい前からいて、以来進化してないような顔してる。日本だと、マズイ!味ナイ!と一蹴されちゃうことが多いような気がするんだけど、値段も安くて美味しいお魚で、そこら辺の大衆食堂みたいなところでもだいたいメニューにある、ブエノスでもメジャーな魚。たくさん獲れるんだろうな。

3枚…?におろしたら、骨がとても変わった形をしてた。肋骨のところが人間みたいに左右に広がってスプーン状になってる。

骨をひっくり返すとこんな感じ。この骨のところが、指を入れると、肉からつるんと気持ちよくはがれる。それが楽しかったのでまた買ってみたいポイントまず1点入った。
メルルーサは、日本で言うとスケソウダラみたいな感じのお魚だけど、やっぱりタラコちゃんが入っていた。まだ小さい申し訳程度のものが。これがぷっくら膨らむ季節が来るのかな。待ちきれないわ。でも、内臓の周りに、アニサキスの疑いがあるぐるぐる巻きがいくつも見られたので、一瞬ひるむ。触っても動かなかったので死んでいるようだ。遠洋漁業とかで(?)冷凍して輸送されたものなのかもしれないね。
購入当日は外食に出かける用事があったので、翌日用にフィレにして、ラップに包み、それをまたビニール袋に入れて下準備しておいた。

翌日取り出したところ。お魚を保存するときには、水分が大敵、水気をよくキッチンペーパーでふき取ってからしまったけれど、もともと水っぽいお魚なので、やはり少し水分が出ていた。
オリーブオイルをしいた上に皮を下にして並べ、にんにくのみじん切り、パセリのみじん切り、塩コショウを上からパラパラとかけ、あ、あとあったのでグリーンオリーブのみじん切りもかけたけど、別になくてもいいかと。そして上からもオリーブオイルをさらーとかけて、オーブンで15~20分くらい焼く。白身でさっぱりとして、身のほぐれもよく非常に食べやすいお魚だけど、脂分が少ないので、オイルなどで補うととても美味しくなる。

焼けた。

メルルーサの下には、玉ねぎのいためたのをしいておいた。付け合せは、フライドポテトと、野菜。う~ん、美味しかったよ!保安官は、「(刺身を除いて)お魚シリーズの中でも一番美味しかったうちのひとつ!」なんだそうだ。アルゼンチン人は、パセリとにんにくのコンビネーション好きだよね。私も好きだけれど。
味がない…と酷評されることも多いけど、淡白な味だからこそ色んな料理に使えるのがメルルーサのいいところ。塩コショウだけ、醤油だけ、とかだと何か物足りないかもしれないけど、ちょっと風味を足すと、こんなに美味しくなるんだ!と思いました。時々、そこらへんの食堂に行くとき頼んだりするけど、今までお店で食べて美味しいなぁ~~としみじみ思ったことがなかったのですが、たぶん焼いただけ、とかよくある冷凍のカチンコチンになった棒みたいなやつだったりしたんだろうな。ちゃんとこうやって丸ごと買ってきて、生で使うとメルルーサも美味しいんだなと思った。
お値段もかなり安い。これはキロ当たり15ペソ(=255円)でした。小さめのを選んだので、1.26キロのもの1尾で18.90。大きいのを買って来て、フィレにして上手に冷凍しておいてもいいかもな。
さてこの日は、いつもついつい買ってしまうピカピカ


おかしらつきのまま、味わいを増すがごとく、両面とお腹の中に塩をふり、一晩熟成させるために冷蔵庫に入れる前に、セサミもんに聞いてみましたが

やっぱりいらねーそうです。
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お魚シリーズ:サルゴ(クロダイ、チヌの遠縁)
再びお魚シリーズです。最近こればっかり…
今日は、Sargoというお魚を拉致してきました。安い。1キロ当たりたったの14ペソ(=238円)。

名前の真下のラインにいるやつ。右は鱒で、左はリサ、Sargoくんの左側に2尾まぎれているのがカスタニェタ。最近お魚の顔だいたいわかるようになった。
サルゴという魚は、日本でいうと、チヌ、とか、クロダイ、とかいうことになるみたいですが、日本にはいないみたい?この、こちらの魚を和名で、っていうのは、はっきりいってあんまり意味ないっぽい。けどなんとなく指針になるので一応調べるけど。私にとって大事なのは、おいしいか、おいしくないか、だけで、この先また買う機会がありそうか、のテストなので。ちなみに、英語ではWhite breamということになるそうです。
チヌの写真を見てみましたが、確かに似ているけど、似ているだけでちょっと違いました。
お店が忙しかったので、ウロコ取りなどの処理をしてもらう時間が待ちきれず、内臓もうろこもついたままでそのまま持ち帰りました。さてさばこうとしてみると、
臭い。
この日、同じく、Besugo(鯛)も買って帰ってきて、先にベスゴからさばいたので余計でしょうか。ベスゴはいやなにおいとか全くしなく、むしろいい匂いなので!!

セサミもんは、さばいているところをまた見てたよ!いつも私が家事をしてると見に来るので、たぶん将来の夢は、猫村さんだと思う。
こちらのサルゴくんは、どうも内臓が臭いみたいで、いやぁな匂いがまとわりつきました。磯の匂い…というかドブの匂い?なんかドロッとした匂い。卵入っていたけど、汚れがこびりついていて匂いもするし、魚卵大好きな私でも躊躇。
匂いは焼いたら取れるかな?ということで、塩をじゃんじゃと降って、丸ごと尾頭付きで、オーブンで塩焼きにすることに決定。
そして焼けた。…でも

た、大変なことに!!
火が強かったのかなんかしりませんが、皮がべろんとなって恐竜の化石みたいに焼けあがってしまった!!大爆笑。なんか火傷しちゃったみたい。。。ごめんよサルゴ。こっち側はいいほうで、反対側の身は見せられるものじゃないくらいのひどさ。
まぁ普通に食べましたよでも。焼きあがったら、先ほどまでのいやな匂いは、私の手にこびりついているくらいで、全く無くなってしまいました。塩焼きという技法は、シンプルなのに素晴らしいのう。身は、ほどよくジューシーな白身でサッパリとしており、食べやすかったです。ただし、お腹の部分の肉には、内臓処理後、これでもかと歯ブラシで洗ったにも関わらず、苦味が残っていました。保安官は食べ終わった後の骨で原始人の真似をして遊んでいた。恐竜とか原始人とかでてきて楽しい我が家。
最近わかってきたのが、海のお魚さんとひとくちにいっても、住んでいる場所、食べものによって味が全然違うということ。基本的には、肉食で、キレイなところ(人間の手の届く場所から離れたところ)に住んでいる魚がうまいということに気づいた。そして、肉食オンリーの魚は、内臓がとてもきれい。例えば鯛や、ヒラメなどの内臓はきれいで、時々、取り出してながめたりしてる。お腹から、食べたばかりの小魚が出てくることもある。一方、内臓みたときに、げっ、汚い!!っていう魚は、調べてみるとだいたい、雑食性のものが多い。またはドロドロしたところに住んでいて、泥ごとコケや海草を食べていたり。そして食べているものが臭いだけあって体も臭いことが多い。人間といっしょだなあ。
この日はまた、ピカピカのベスゴ(鯛)が売っていたので、それも一緒に買って来て、魚尽くしの食卓にすべく例の湯引きの刺身にして食べました。やっぱりうまうまでした。1キロくらいの、それなりに大きな鯛だったので、そのせいか、脂のノリがよくて、お腹部分なんてトロ~りとして美味。翌日、お約束でカマとカシラを塩焼きにしましたが、カシラにも天然の脂がじゅわーとして、文字通り骨までしゃぶって食べた!コラーゲンたっぷり!!
ブエノスでも冬の鯛は脂がのってうまいってことかな~!!!鯛さんラブリ~~!!

こちらが匂いもなく味も一級品のベスゴさん。うろこをとってもまだピカピカツヤツヤふっくらされていて、お顔も神々しく王様の風格。

こちらは、サルゴさん。ウロコ処理前なのにもかかわらず、並べてみたら、なんだこの差は!!笑 王様に比べると大衆の香がただよってくる。。。値段も半額くらいだしな。
キロ当たり15ペソくらいのお魚で美味しい!また買おう!っていうのは、今のところ、パロメタと、カスタニェタだけですね。まだまだ試していないお魚たくさんあるので、週に1度の目標で端から試していきたいと思います。
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今日は、Sargoというお魚を拉致してきました。安い。1キロ当たりたったの14ペソ(=238円)。

名前の真下のラインにいるやつ。右は鱒で、左はリサ、Sargoくんの左側に2尾まぎれているのがカスタニェタ。最近お魚の顔だいたいわかるようになった。
サルゴという魚は、日本でいうと、チヌ、とか、クロダイ、とかいうことになるみたいですが、日本にはいないみたい?この、こちらの魚を和名で、っていうのは、はっきりいってあんまり意味ないっぽい。けどなんとなく指針になるので一応調べるけど。私にとって大事なのは、おいしいか、おいしくないか、だけで、この先また買う機会がありそうか、のテストなので。ちなみに、英語ではWhite breamということになるそうです。
チヌの写真を見てみましたが、確かに似ているけど、似ているだけでちょっと違いました。
お店が忙しかったので、ウロコ取りなどの処理をしてもらう時間が待ちきれず、内臓もうろこもついたままでそのまま持ち帰りました。さてさばこうとしてみると、
臭い。
この日、同じく、Besugo(鯛)も買って帰ってきて、先にベスゴからさばいたので余計でしょうか。ベスゴはいやなにおいとか全くしなく、むしろいい匂いなので!!

セサミもんは、さばいているところをまた見てたよ!いつも私が家事をしてると見に来るので、たぶん将来の夢は、猫村さんだと思う。
こちらのサルゴくんは、どうも内臓が臭いみたいで、いやぁな匂いがまとわりつきました。磯の匂い…というかドブの匂い?なんかドロッとした匂い。卵入っていたけど、汚れがこびりついていて匂いもするし、魚卵大好きな私でも躊躇。
匂いは焼いたら取れるかな?ということで、塩をじゃんじゃと降って、丸ごと尾頭付きで、オーブンで塩焼きにすることに決定。
そして焼けた。…でも

た、大変なことに!!
火が強かったのかなんかしりませんが、皮がべろんとなって恐竜の化石みたいに焼けあがってしまった!!大爆笑。なんか火傷しちゃったみたい。。。ごめんよサルゴ。こっち側はいいほうで、反対側の身は見せられるものじゃないくらいのひどさ。
まぁ普通に食べましたよでも。焼きあがったら、先ほどまでのいやな匂いは、私の手にこびりついているくらいで、全く無くなってしまいました。塩焼きという技法は、シンプルなのに素晴らしいのう。身は、ほどよくジューシーな白身でサッパリとしており、食べやすかったです。ただし、お腹の部分の肉には、内臓処理後、これでもかと歯ブラシで洗ったにも関わらず、苦味が残っていました。保安官は食べ終わった後の骨で原始人の真似をして遊んでいた。恐竜とか原始人とかでてきて楽しい我が家。
最近わかってきたのが、海のお魚さんとひとくちにいっても、住んでいる場所、食べものによって味が全然違うということ。基本的には、肉食で、キレイなところ(人間の手の届く場所から離れたところ)に住んでいる魚がうまいということに気づいた。そして、肉食オンリーの魚は、内臓がとてもきれい。例えば鯛や、ヒラメなどの内臓はきれいで、時々、取り出してながめたりしてる。お腹から、食べたばかりの小魚が出てくることもある。一方、内臓みたときに、げっ、汚い!!っていう魚は、調べてみるとだいたい、雑食性のものが多い。またはドロドロしたところに住んでいて、泥ごとコケや海草を食べていたり。そして食べているものが臭いだけあって体も臭いことが多い。人間といっしょだなあ。
この日はまた、ピカピカのベスゴ(鯛)が売っていたので、それも一緒に買って来て、魚尽くしの食卓にすべく例の湯引きの刺身にして食べました。やっぱりうまうまでした。1キロくらいの、それなりに大きな鯛だったので、そのせいか、脂のノリがよくて、お腹部分なんてトロ~りとして美味。翌日、お約束でカマとカシラを塩焼きにしましたが、カシラにも天然の脂がじゅわーとして、文字通り骨までしゃぶって食べた!コラーゲンたっぷり!!
ブエノスでも冬の鯛は脂がのってうまいってことかな~!!!鯛さんラブリ~~!!

こちらが匂いもなく味も一級品のベスゴさん。うろこをとってもまだピカピカツヤツヤふっくらされていて、お顔も神々しく王様の風格。

こちらは、サルゴさん。ウロコ処理前なのにもかかわらず、並べてみたら、なんだこの差は!!笑 王様に比べると大衆の香がただよってくる。。。値段も半額くらいだしな。
キロ当たり15ペソくらいのお魚で美味しい!また買おう!っていうのは、今のところ、パロメタと、カスタニェタだけですね。まだまだ試していないお魚たくさんあるので、週に1度の目標で端から試していきたいと思います。
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